見出し画像

祈り

魂が世界とつながっていない感じ。
身体へのあこがれ。
物取り競争に疲れた。
魂が泣いている。
情報の取り合いに疲れた。
加速すればする程。
無視された部分が泣き叫ぶ。
そして声を出し、現在に回帰する。
それは新たな誕生の産声だ。
誕生を受け入れる体勢を整えるためにある種のメロディー、ストーリーが必要になる。
数多くの生命の誕生を促進する、開かれた現在を創造するために。
過去を捨て。未来を忘れ。
常に新しく。
何も記憶せず。
ひたすら受け入れて、
歴史を形成する。

聞く事。
相手の話を聞くと言う事。
批判せず、判断せず。意見を言わず、対象の魂に寄り添う事。
受容。受け入れること。
全てが許される中で
自由に枝を伸ばし、
葉を広げ、
花を咲かせる魂。
受容は肥沃な土壌に例えられる。
土壌は何も目的をもっていない。
だがそれは全てを育てるのだ。

自らを空にする訓練。
心の中の
静かで落ち着いた部屋。
そこに相手を迎え入れる。

何か重要なものと切り離されている感じ。
世界と自分との接点があやふやな感じ。
曇ったレンズを通して世界を見ていて、色が鮮明じゃない感じ。
耳の穴に綿が詰まって、音が鮮明じゃない感じ。

音は鈍く

色は濁っている。

肌触りの無い、無機質な世界。
コンピュータで大量生産された音楽によって、
人間の感情は訓練され、単調になっていく。
何かがおかしいと告げるのは、
鮮やかな色。
鮮明な音。
心臓が古代を思い出して
揺れる。
もっと確かに生きたい。


踊れ


感情へのあこがれ。
感情を凍りつかせる事で回避する。
そして音楽がわからなくなる。
相手の気持ちも、自分の気持ちもわからなくなる。
凍り付いた、鈍くドス黒い塊は
悪となって
人を支配し、
叫び声を上げる。
叫びは

やまいと

よばれた。

病は重要なプロセスである。

加速する世界。
激化する競争。
強くなる事が奨励され、
弱さが嫌われる。
弱さを克服したいと望む多くの人が、
弱さを忘れようとする。
弱さから逃げる。
弱さを告げるもの、
暗示するものから
逃げる。

理論を組み上げる。
無機質な血管が張り巡らされるが、
心音は聞こえない。
血管は赤い液体で満たされているが、
流れない。
生きない。
動かない。
すぐに

濁った

理論が体験を常に殺し、
理論が理論を語るものを殺した。

残念な気持ちがたくさん集まって
憂鬱な国をつくる。
セラピストが処理する.
憂鬱な憂鬱。

阻害されている。
何に?

疎外されている
何から?

隔離されている。
何故だ?

声を聞いてくれと叫ぶ声。
その声はまだ空気を震わせてはいないが、
確かに
記憶が揺れる。

記憶を頼りに
まだ聞こえない声を
聞こうとする。

既に数種類の旋律が流れていると想像してみる。
そうすると本当に聞こえてくる。
数々の声が
ハーモニーを奏でている。

幻聴だと
言われるかもしれない。
夢を見ているといって
夢から覚めるように忠告してくれる人もいる。

美しい色と、きれいな音。
鮮やかな輪郭と、完璧なメロディー。

世界を愛せ。

自己を構成する言葉。
自分が自分に聞かせるストーリー。
心地よいストーリーや
息が苦しくなるようなストーリー。
望んだ夢を見る。

夢はやがて凍りつき
成長をやめる

人は
みたい夢を見る
やわらかくみずみずしいものはすべて

せいめいの仲間で
ライフのなかまで、


かたくこわばったものはすべて

しのなかま

かたく

おもく

くろい

鉄は

無機物で

それは生命の


あこがれ。


いつかそこへと還る場所。


その時
どんな夢を見ている?



見たい夢



胎児が母親の胎内で聞く
ストーリー
幼児が寝る前にまくらもとで母親から聞かせてもらう
ストーリー
大きくなって自立のためにつかみとる
ストーリー
自分が自分に聞かせ続けるストーリー
多勢で集まって合唱するストーリー
誰にも聞かれること無く死んでいくストーリー
身体の病についてのたくさんのストーリー

たくさんのストーリーが生まれては消える。
発生しては消える。
いくつかは融合し、大きな流れに加わる。


見たい夢
固定化する習慣
やがて死に至る。

可変から不変へ
流体から固体へ

ストーリーは完結を望む。
収束するもの
引き継ぐもの

信頼が
流動性を高める。
受容が
成長を促進する。

恐怖が
戒律を求め
諦めが
流れを止める。

恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。
恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。
恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。
恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。
恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。
恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。
恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。

全てを

忘れる。

生まれる

恐怖が
理性の暴走を奨励する

気づかずに

疑わずに


走る。


盲目のまま



言葉だけが神とされた。



見たい夢を見たんだ。
死ぬ夢を見て
それを信じて

死んだ。

理性と非理性
日常と非日常
構造と力
左脳と右脳
理屈と感情
楽譜とメロディー
文字と意味
批評とストーリー
恐れと愛
比較と信頼。
分類と統合
秩序とカオス

よくわからない
よくわからない

自己を構成する言葉は変わっていく。
よりよいバランスへと
より開かれた存在へと

変容。

ストーリーを形成する。


起源に還り
自己を忘れた。
音楽を受け入れた時


あたたかいものが



とかす。



歌いたい歌を歌え

見たい夢を見よ

虐げられた声に権利を授与せよ。

全ての者に発声を認め


聞け。

声を


聴くんだ。



耳を澄ませば

聞こえる声を

信頼して

待て待て待て
待て待て待て

喋るな。
聴くんだ。
考えるな
静まれ

心を葬り
鎮めて
待て

声を
声を
声を
声を

まだ大きくはないが
信じる。

声を出してもいいんだ。

好きなように叫んでもいいんだ。

今まで喋ったことが無いからって

劣っているなんて思わなくていいんだ。

自分の声が誰の声にも似ていないからって

恐れることは無いんだ。

違ってていいんだ。

声を出せるってのは

気持ちのいいことなんだ。

恐がらせていたことを

許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ

許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ許してくれ



声を出せるように




鎮まる



力を抜いて


リラックス。


深呼吸。

誕生を促進する


規則的で、


おだやかな呼吸


もうすぐ生まれるから


もうすぐ生まれて大声で


泣くから


世界のまん中で産声をあげるその高貴なる者を





愛せ


↓ おかね。。。おかねをください。