【挫折】ナンパし続けても結局モテる男にはなれないと悟った話

2/18 今日は会社で社員研修があった。半年ぶりに同期と関わる機会。

恋活を始めたのが23年の5月だから、最後に同期と関わったのは恋活を始める前の自分だ。 変わった自分を見せれるいい機会だ。そんな楽観的な気持ちで俺は研修会場に向かっていた。

しかし、研修会場に入った俺は圧倒された。みんな顔面偏差値もコミュ力も圧倒的にレベルが高い。 街で見ると絶対に声をかけるであろう美女。イケメンで背が高い男。

俺の会社は入社倍率150倍を超える人気企業。エリートの集まりであることは自分でもわかってる。

そんな中で俺は萎縮してしまった。 普段ナンパしていては出会えないキラキラ度合いに圧倒された。

街でナンパしてるくせに同期には話しかけられない。男にすら話しかけられない。会話が続く気がしないから。 自分が超えることのできない壁がここにはある。

それぞれに目標があって、楽しみがあって、その延長線上で恋愛が生まれる。これが本来の恋愛の形だ。

「無視を崩すナンパフレーズ集!」「女の子を魅了する口説きフレーズ!」 こんなのを一人で暗記している自分がなんて小さくて惨めだと思った。休日はナンパばかり。趣味もない。 ナンパしてモテるようになれないと全てを悟った。

休憩時間がとても長く感じる。早く終われと思った。 話す同期がいないのを誤魔化すために、定期的に水を飲んだり、スマホを触ったりする。 とても居心地が悪い。中学、高校のときはずっとこんな感じで休憩時間を過ごしていたな。 こんな自分を変えたくて恋愛活動始めたんだっけ?

こんな自分にも同期は優しく話しかけてくれる。
「久しぶりー覚えてる?俺は〇〇支店の〇〇!」
この優しさが俺には苦しい。関わらないでくれ。メッキが剥がれる。つまらない人間と思われるのが怖い。
「ああ。覚えてるよ。」と俺はぶっきらぼうに返す。

これまでずっとモテてきた人間を相手にすると、途端にコミュ障になる。 声に張りが出ず、非モテが加速する。なんて話したらいいのか分からない。
普段はナンパ音声を聞き込み、休日はナンパをしている。話すことがないのも当然だ。

自分が人に求めるばかりで、人に与えることをしてきていない。人がとってほしいリアクションを欲しがるばかりで自分は全く与えようとしない。モテる人や周りから好かれる人は自然と好意を示したり、自然と褒めたり気遣いができる。俺にはそれがない。

恋愛活動を始めて8ヶ月。 デート代、コンサル料金、服や靴代、少なく見積もっても70万もの大金を使っている。
自分なりにたくさんの経験を積んできたつもりだ。苦い悔しい経験もたくさんしてきた。 自分なりに変わろうと努力してきたはずだ。

経験人数は20増えた。童貞率が40%の日本の中では明らかに多い。 でも何も変わっていなかった。結局元の非モテで退屈でつまらない自分のままじゃないか。 所詮、美女相手には通用しない。

そもそもナンパ界隈自体が元々モテてこずに下克上を目指す有志の集まりだ。 本当のリア充はナンパなんてしない。

そもそも俺はこういった底抜けに明るく本質的にモテる同期たちと対等にコミュニケーションが取れる人間になりたくて、恋愛活動を始めた。

会社の人たちと普通のコミュニケーションが取れる。そんな人間になりたくて、自分のコンプレックスを無くしたくて、恋愛活動を始めたんだ。

じゃあ、モテるようになれば全てが解決するか?
ナンパしてモテるようになれるか?
モテるってなんだ?
たくさん女を抱けること?それは違う。
これまで抱いてきたけど、劣等感を抱くことに変わりはない。

俺は恋愛活動をしていていいのか。俺はナンパしていいのか。 ゴールを決めないと挫折しそうだ。自分の正解ってなんだろうか?

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