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拮抗した勝負が続く白熱のグループリーグ~2022カタールW杯GL 第2節終了

pic. by Getty Images

第2節を終えた各グループの状況を、整理しておく。
2勝でGL突破を決めたのが3チーム、2敗でGL敗退が決まったのが2チーム。
3つのグループは、全チームが突破も敗退もあり得る大混戦状態。
最終節への期待で、ワクワクが止まらない。

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A組

開催国カタールが2敗で、GL敗退決定。
オランダとエクアドルが勝点4で首位、セネガルが勝点3で3位。
オランダ×カタールの最終戦は、引分以上で突破が決まるオランダが有利。
もう一つの突破枠を巡って、好調エクアドルとセネガルの最終戦が、俄然おもしろい!

B組

勝点4のイングランドから勝点1のウェールズまで、大混戦状態。
最終戦の結果により、全チームが突破も敗退もあり得る。
しかも最終戦は、イングランド対ウェールズ、アメリカ対イランという、何れも”因縁対決”である。
ものすごくワクワクする!

C組

アルゼンチンが初戦を落としたことで、混戦状態。
勝点4ポーランド×勝点3アルゼンチンの最終戦は、ストライカー対決としても面白い。
勝点1で敗退危機のメキシコは、アルゼンチンに金星を挙げた勝点3サウジアラビア、これも楽しそう!

D組

フランスが堂々の2勝で突破確定。
勝点1のデンマークは、勝点3のオーストラリアとの勝負に突破の望みをかける。
勝点1のチュニジアも、フランスがターンオーバーするならチャンスあり、見逃せない。

E組

第2戦終了時の順位は、勝点4のスペインが1位。
勝点3の日本は、得失点差で2位。
勝点3のコスタリカが3位で続き、勝点1のドイツは4位。
第3戦の組合せは、上位2チーム(日本×スペイン)、下位2チーム(コスタリカ×ドイツ)同士の対戦。

日本が自力でグループリーグを突破するためには、スペインに勝たなければならない。
スペインも、コスタリカが勝点6まで積み上げる(つまりドイツに勝つ)僅かな可能性を恐れるなら全力で来るだろうが、恐らく引分で十分というプランでターンオーバー濃厚。
ドイツは、1勝も上げないまま帰国はできないだろうから、死に物狂いでコスタリカに向かい、しかも大量得点を狙うに違いない。
そうなると、日本はやはりスペインに勝つか、最低でも4-4ぐらいの大量得点での引分けにならないと、突破できない。

F組

2敗のカナダはGL敗退決定。
そのカナダは、勝点4の2位モロッコと対戦。
もうひと試合は、勝点4クロアチア×勝点3ベルギーの好カード!
何しろ、4年前の2位と3位対決ですよ。
しかも、好調モロッコがカナダに勝つとすれば、クロアチアもベルギーも勝たないとGLを突破できない、必死の戦い必至。

G組

2勝のブラジルが、GL突破を決めた。
ネイマール不在でも、カゼミロの凄いシュートが炸裂!
スイスGKゾマーも一歩も動けず。
そのスイスは勝点3で、最終節セルビアに勝てば文句なく、引分けでも多分GL突破が叶う。

H組

2勝のポルトガルが、GL突破を決めた。
そのポルトガルは、最終節で韓国と対戦。
韓国は勝点1の危機だが、ポルトガルがターンオーバーすると僅かながらチャンスがある。

もうひとつの絶体絶命状態は、勝点1のウルグアイ。
しかも、未だ得点がない。
勝点3のガーナに対し、死に物狂いで挑むだろう。
このカード、実は因縁対決。
2010南アW杯の準々決勝、スアレスがバレーボールのブロックみたいなハンドで得点機を台無しにした、あの試合である。
死んでも忘れられないトラウマを植え付けられたガーナも、12年越しのリベンジに燃えるはず。
荒れた試合になるかも。

第3節は、2試合が同時刻にキックオフされる。
同時進行で、数々のドラマが繰り広げられ、寝不足は一層加速する。

ああ堪らない♪


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