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アリーチェ:Alice "Il Sole Nella Pioggia" 「雨の中の太陽」

世界の歌姫たち」という我ながらベタな名前だなと思うマガジンを作って、愛している女性シンガーばかり、愛している思いのたけを週1、火曜日に投稿している。今日はその13回目、イタリアからアリーチェ だ。

日本でアルバムをリリースしたのが、"Il Sole Nella Pioggia" 1989年で、私は美しいジャケ写に魅かれて購入し、彼女の物憂い低い声に魅せられて、よく聴いた。

CDはもう手元にはない。MP3に変換したものをデータとして持っている。Spotifyに親しみはじめた当初、検索をしてみたが、"Alice" で検索すると関係ないミュージシャンばかりたくさんひっかかり、見つけることができず、そのままあきらめていたのであった。

それが、先月頭に、イタリアのジャズトランペッターのパオロ・フレスと、女性ボーカルのマリカ・アヤンを紹介したときに、ふと、曲名で検索すればいいじゃん、と気が付き首尾よく見つけることができたのだった。

1989年のアルバムそのものは聴けないようだが、フランコ・バティアートの2016年リリースのライブアルバム Live In Roma に出演していて、数曲歌っていてその中で "Il Sole Nella Pioggia" も歌っているのが、検索にひっかかったわけだ。

まったく時の流れを感じない声と歌いぶりにますます惚れた。

8曲目から12曲目、そして18曲目の計6曲で歌っている。歌い終わったあとの「グラッツェ」がゾクゾク来る。

ちなみに、バティアートを聴いたのもこれが初めてだったのだけど、なかなか暖かい大人の歌声と明るい曲調とアレンジで自然に聴ける。一発で気に入ってしまい、11月からこのかた、アリーチェとともによく聴いている。

レーベルの権利の関係なのか、多くのアルバムがSpotifyで聴けるわけではないが、1996年の "Charade"、1998年の "Exit"もいい。


しばらく聴いてなかったので、2000年のベスト盤 "Personal Juke Box"が手ごろでよかった。David Bowie / Pat Metheny Groupの "For This is Not America" も聴きどころだし、上に紹介したアルバム "Il Sole Nella Pioggia" から 大好きな一曲、"Visioni" も収録されている。 

梅雨の終わり、雨がさっと降って厚めの雲の合間から夏の陽がのぞく、物憂い昼過ぎに微発泡の白ワインなんかを片手に聴くのがよい。

雨の中の太陽の歌姫なのだ。


■ 関連 マガジン

1. 好きでよく聴いているミュージシャンを紹介。毎週木曜日に更新中。ギタリスト多め、たまに懐メロ。

2. 愛している女性シンガーに特化したのが、我ながらベタな名前だと思うが「世界の歌姫たち」。こちらはさらに愛している思いのたけのみの記事ばかり、週一、毎週火曜日に新しい記事を書いている。懐メロ多め。

3. いずれも、耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotifyのリンク貼り付けと「好きだー」「愛している」というだけの記事ばかりになっているし、そうなっていく。

私本人が楽しく書いていることだけは間違いない、それだけは伝わるだろう。

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