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地中海の風・4:エレフセリア・アルヴァニターキ "Menos Ektos"

1991年(たぶん)のモントルー・ジャズフェスティバルでとても印象に残っていたギリシャ人女性シンガーがいて、当時、だいぶん探し回ったけれどついに見つけられなかった。その後しばらく、ちょくちょく思い出して探したこともあったけど、やはり見つからず、そのまま忘れていた。

モントルーの放送はビデオ録画してあったので後にDVDにコピーしていた。先日、ふと本棚を見ていたらそのことを思い出し引っ張り出して再生したところ、テロップにミュージシャン名と曲名が表示されていた。曲名で検索をかけたらすぐに出てきた。

Eleftharia Arvanitaki (エレフセリア・アルヴァニターキ) 。曲は "Meno Ektos"。Spotifyでは、"Moeno Ektos"がタイトル曲になっている1991年のアルバムが聴ける。

この曲はライブ演奏がいい。モントルーの演奏は見つからなかったが近い演奏が、YouTubeにあがっていた。オフィシャルではないようだがリンクしておこう。

1957年生まれで1981年から活動していて、2010年まで2-3年に1枚くらいのペースでライブ盤やベスト盤を交えながらもコンスタントにアルバムをリリースしてきているようだ。2010年より最近では、2015年と2019年にアルバムがリリースされている。

1986年から2007年のヒット曲を集めた2枚組トータル2時間弱のベスト盤でたっぷり楽しめる。

さらに2010年のライブアルバムがおすすめで、よく聴いている。高音に伸びる哀愁を帯びた豊かな声は張りも力もあってすばらしい。

2019年にもアルバムをリリースしている。より民俗音楽色が強いアンサンブルも楽しめるし、歌声は円熟味が増して余裕さえ感じる曲がつまった魅力的な一枚だと思う。

それにしても美しい声だ。時を越えて、昔のあこがれの人に再会した、そんな感じで楽しんで聴いている。



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私本人が楽しく書いていることだけは間違いない、それだけは伝わるだろう。

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