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熊本動植物園の時計台へ ~再来~

 2年前ほどになると思いますが…
 以前ご紹介した、熊本動植物園の時計塔の記事は覚えていらっしゃいますでしょうか?
 まだ見ていないという方は、下記のリンクをクリック…しなくても大丈夫です。

 指定時刻になると鐘が鳴って、塔の中から人形が出てきて踊るという仕掛けが付いていたのですが。
 10年ほど前に故障して時計以外は停止しておりました。
 数年前にも、親時計が電波型に交換されたり等が行われていたようですが、昨年から「くまもと花博」に合わせてリニューアルされていたようです。
 今回、とある用事で熊本県に出向く機会があったので、久しぶりという挨拶も兼ねて見に行ってきました。
 尊宅なしでどうだったかと述べていきたいと思います。

時間の関係上、逆光になるので今回は裏側の写真です。ごめんなさい!

 修繕は「はじめ電気工業」「信成建設」が担当されたようです。
 実際に出向いてみると、かなり雰囲気が変わったように感じます。
それもそのはず、顔である時計部分が新たに更新されております。
また、塔全体も再塗装されたのでしょうか…非常に綺麗に感じました。

先代の文字盤を覆う形で新たに設置されています。

 よく見る丸形の電気子時計と思えば…
 あまり見ない文字盤と剣…もしかして特注なんですかね…
先代の文字盤も好きでアイコンにも使っておりますが、これも非常にカッコいいですね✨
 先代時計は故障していなかったですが、、、改めて思い返すと年月も経ってますから、引退してもおかしくは無いですね。

仕掛け部分

 さて、動植物園公式で時報が復活したとの情報を繰る直前に得ていたのですが、実は到着100m手前で16時の時報が鳴ったので聴いておりました。

この扉が上がって各都市の人形が出てきました。(映像捜索中…)

 各都市の地図が描かれていた昇降扉もツートンカラーのカバーで覆う形になったようです。
 四角のレールも無くなっています。
 
 音が鳴るということは、スピーカーは?と探してみましたが…

塔下部前面
塔下部背面

 BOZE製のスピーカーは無くなっています。
更に、塔上部のスピーカーもBOZE製から今回の時報用である、別のものに更新されております。

(画像上部分の金網部分)
書き込みするまで気づいてなかったのでコレしかないのですが
メガホン型のタイプに変更されています。

 ここまでとなると、当時の制御装置は無くなっていそうですね。
 ここまでの流れで既にお察しだと思いますが、最上部の鐘は動きません。
鐘の音源をスピーカーから流すといった仕掛けに変わったようです。

 雰囲気が変わった原因は文字盤だけでなくここも、各都市の方角を示したモニュメントも撤去して、芝になりました。

正直、そこも?!ってなっておりました。

 じゃあ悪いとこばっかなのかというとそうでもなく、テープ跡で目立っていた正面の説明版が綺麗になっていました。

 裏面の作動時刻はリメイクシートのようなもので塞がれ、故障中の張り紙は無くなりました。

 さて、当時から大きく姿を変えて一新した時計塔ですが、本来の仕掛けが無くなってからくり時計としての役目を終えてしまったとはいえ、大事にされているようで嬉しく思います。
 私もこの時計塔と近所のソーラー時計、鹿児島のメルヘン館を見て育った身なので、今後も元気に時を刻んでほしいものです。

 リニューアルを担当された業者の方々、お疲れさまでした。

「林に遊ぶ小鳥」

文字盤がボロボロで時刻も大幅に狂っておりますが、動いております。
撮影時:15:57頃

 これが、同園内のソーラー時計「林に遊ぶ小鳥」
以前お話しすると言っておきながら、やってなかったですね。この際にご紹介させて頂きます。

 新エネルギー総合開発機構(NEDO)の時計で時計周囲に設置された太陽電池で時計と温度計を動かしております。
 時計は辛うじて動いておりますが、温度計はかなり昔に動かなくなっているようです。(見たところ塞がれている…?)

 元気だった頃を知っているので、現状を見たときにはやはり恐怖を覚えますね…
 せめて文字盤直してあげて…と一瞬思いましたが、これ防水の再加工とか大変そうですよね…
 私の段ボール工作とは次元が違う世界ですし…
 まあ運営でも業者でも無いので好き勝手言えるのですが…世の中、金なんですよね。

 幼少期に見ていた現役時代のからくり時計映像、もう少し探してみます。
 2005年のハウステンボスのからくり人形の映像とかはあるんで、またどこかで。
 需要は…無いと思いますが。

おしまい。

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