見出し画像

T2K カメラ講座 私のこだわり 基本編


普段コスプレ撮影やポートレート撮影を行っています

撮影の際に気をつけていることや私のこだわりを紹介します

これからコスプレやポートレート撮影を始める方のご参考になれば幸いです

※この記事はT2K撮影会に参加いただいたカメラマンに参考資料としてお渡ししている内容になります

◾️準備
毎回メモリはトラブル防止のため初期化する 
撮影後は必ずすぐにデータをPCに取り込む
メモリとバッテリーは予備を持っていく
撮影当日は家で必ず一回カメラの電源入れて身の回りのものを撮る
これでカメラの動作チェックだけではなくバッテリー/メモリの入れ忘れ防止ができる
メモリはSanDisk Extreme PRO(並行輸入)がおススメ
転送速度が早いので、連写追従性やPC読み込み速度が速い

◾️予備を必ず持っていく
カメラもメインとサブ
それぞれにバッテリーとメモリカード
レンズは焦点距離範囲が被る単焦点とズームレンズを持っていく
依頼を受けて撮りに行くので、1つのトラブルぐらいでも撮りきれるように準備している
ストロボは3灯か4灯
カメラ側の通信機は壊れても、1灯を送信機にして撮影可能

とにかくこちらの機材トラブルで撮影できない事態はなんとしても避けたい


◾️カメラの設定
マニュアルモードで撮影する
Lightroomで現像する際に露出と色味を追い込んだ設定値を他の写真にコピーできるため

絞り優先やISOオートにしておくと、同じ場所で撮影した写真も全部微妙に露出が変わってしまい、全部の写真を1枚ずつ露出追い込む必要が出る

必ずRAW(ロー)とJPEGの両方で保存しておく
RAWであれば多少は暗かったり明るかったりしても後から補正できる範囲が広い
ホワイトバランスも変更可能
ただし、万が一RAWデータが壊れた時のためにJPEGでも保存しておく


◾️初心者にオススメの設定値
絞り優先モード
絞りだけ変えて、SSとISOはオート
SS下限は1/125
ISO上限は3200 ぐらいか

これで絞りの意味や役割を感覚的に掴むことができる

◾️ワンランクステップアップ
段数の概念を理解する
そうすることで、一回露出の設定が出れば、F値を変えてもそのままSSとISOとストロボの設定を数えながら変更するだけで同じ露出で撮れる
撮影速度が上がって被写体のストレスが減る

ズームレンズをファインダーを覗きながらぐるぐる回さない
画角の感覚を身につける
単焦点もしくはズームであれば焦点距離を決めて1日中撮影してみる
そうするとだんだんその焦点距離で切り取れる画角範囲がイメージできるようになる

そうすると例えば50mmの単焦点をつけて目の前の被写体をウェエストアップで撮りたいと思ったら感覚的に被写体から取るべき距離がわかる
その位置に移動してファインダーを覗けばそのままシャッター押していける

16/24/35/50/85/135/200の画角範囲を身につけたし
初めは50mmスタートがおススメ
50mmは、面白くない画角といわれるとこもあるが人間の視野角の近く周辺歪みも少なく、寄れば望遠、引けば広角的にオールラウンドに撮影できる
ポートレートや旅行で一本だけレンズを持ち出す場合は50mm単焦点を迷わず選んでいる
さらに縦構図で横にずらしながら3枚撮っておけばLightroomでパノラマ結合して歪みが少ない広角写真が出来上がる

◾️構図
日の丸構図
三分割法
などとにかく色々ある
構図は人間が本能的にしっくりくるとされるものを長年先輩方が探ってきたものなのでまずは基本として身につけてしまう

初心者にオススメは三分割法
絶対に日の丸構図はとらないぐらいのイメージで初めは良い
あと必ず水平に撮る

これは守破離の「守」
日の丸構図や斜め構図は基本が出来てからで十分

あとは、棒立ちになって目線の位置から撮らない
目線の位置はみんなが見慣れた風景で面白みがない
しゃがむ、近く、離れる、覗き込む等とにかく足を使って普段の目線ではない世界を探す
足を使うためにも焦点距離は固定がよい
ズームするにではなく、自分の足で近く
レンズで引かずに、自分の足で下がる
背中に壁がぶつかって下がれないならそこから構図を探す

あと人物を撮るときは必ずカメラに近い側の目にピントを合わせる



◾️ピント精度の話
ポトレは50F1.2Lか85F1.2Lを開放で使ってます。被写界深度は非常に浅いですが毎回狙ったところにピントが来ます
ピントはカメラ本体性能に大きく依存します
1DXは精度が高く毎回ピント来ます
6Dや70Dは精度荒く、三脚で位置を固定しF1.2で数回撮るとピントが前後にバラつくのがわかります
F2.8などで撮るとピント精度より被写界深度が深いので気づかないだけです
F1.2のレンズがじゃじゃ馬なのではなく、機材精度が悪いだけです
ということで残念ながらピントは機材です…
1DXのプロ機としての価値の1つはピントの精度だと思います ガチピン/バチピンを量産できます
その上で腕によるピント精度向上部分は、手ブレさせないSSの選び方と構え方/ホールド
あとはAFはどんなカメラも中央1点が最も精度が高いのでそこを使う(ミラーレスは違います)。私は1DXでも中央一点しか使いません
シータズレは大した影響はないです
周辺使う方がずれます

◾️カメラ自体の設定紹介
ピント合わせは親指に割り当てている
(半押しは使っていない)
これにより連写の際にピントを追っかけ続けることができる
これは好みが分かれるところ
自分にあったやり方を試してみたほうが良い

白飛び警告をON
白飛びしている場合、再生時に白飛び箇所を表示する機能
白飛びするとRAWでもデータが残っていないのでその部分だけ露出を変更できない
白飛びするぐらいなら暗めに撮ってRAW現像で明るくする方を選ぶ
白飛び警告をONにして露出を確認するようにしている

液晶の明るさ
液晶の明るさは最大にしている
撮影の際は1段暗く撮影している
白飛び防止、SSを速くできる、ISO感度を下げられる、F値をあげられるという理由から
RAW現像で1段分明るくしている
Lightroomを使っているので読み込みの際にデフォルトで1段露出をあげるようにしている
撮影の際は被写体に写真を確認してもらう際に「ん?暗くない?」と思われないように液晶を明るくして仕上がりイメージで見てもらうようにしている
ということで、私の撮って出しは自分でもあれ?って思うぐらい大体暗めの写真である



最後まで読んでいただきありがとうございます

今後も相互無償で撮影受けたまっていきます

記事気に入っていただければサポートよろしくお願いします

いただいた支援は全て機材購入や活動費として皆様に還元してまいります



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?