心　しずかに

こんばんは。

昨日は、更年期障害とホルモンバランスの乱れで、何をしていても涙が出てしまう一日でした。

現代は、忙しい。

時の流れが速すぎる。

スーパーのレジ。

もたもたしてはいられない。

くしゃくしゃにしたレシートを財布に突っ込む。

次に並んでいる人が、無言で、「早く」と言わんばかりに接近してくる。

次から次へと、たくさんの情報が目に飛び込んでくる。

それについていけず、時々フリーズする。

脳内はパニックを起こし、抜け落ちることだらけ。

ふと、自分が呼吸していたことすら忘れている。

そんな時、ふと、思い出すのは近くの神社。

神社の森の中に入ると、そこは、別世界。

空気が澄んで、そして、とても清い。

その森の中で、私は大きく深呼吸をする。

「息、してるなぁ」

その時、私は、息をしていたことを思い出した。

鳥のさえずりが聞こえる。

たくさんの鳥たちが、話しをしている。

きっと、私の心など、見透かされているのだろう。

沢山の神木。

木々たちが私をそっと見守ってくれている。

ただ、

そこに、

立っているだけの木。

でも、

そこに、

ただ、立っていてくれるから、

もたれかかることができる。

ただ、そこに、いる。

なにも、言わない。

それが、心地いい。

木々が私の全てを許し、見守り、心が繋がっているように感じるのは

きっと、気のせい（木のせい）ではない…と思うのか、そう思いたいのか。

そこにあるのは、裏切らないという安心感。

「恐怖」

「不安」

「緊張」

「後悔」

「苦しみ」

「自責の念」

怖い。

現実に目を向けると逃げたくなることばかり。

不思議と涙がこぼれる。

ぽろぽろ、ぽろぽろ、ぽろぽろ、ぽろぽろ。

生きるって、本当にありがたい。

生きるって、本当にしんどい。

森の中で泣いていると

「カー、カー、カー、カー」

と、カラスが4回鳴いた。

励ましてくれているのか、はたまた、私の愚かさを笑っているのか。

ひとしきり涙を流して、たくさんの感情を置いて歩き出す。

1秒後の未来のための涙。

また、頑張るための涙。

心　しずかに

現実逃避も、時には必要だ。

苦しみも、悲しみも、喜びも、痛みも。

ただ、ありがたい。

ありがとうございます。