特許情報を効果的に伝えるためには?

特許情報を事業に活用するためには、特許情報を上手く分析することと、もう一つ重要なポイントがあります。経営者層や事業部、研究開発部門の複数の関係者に分析結果を伝えられなければ、特許情報を効果的に活用できないことに最近気づきました。

なんとか分析結果をまとめるところまでできて、パワーポイントのようなソフトを使って、どのように報告していくかをまとめて報告するのですが、知財部門が作成する資料は文字数が多くて、スライドも多くて分かりにくい・・・というのが関係者からの評価でした。

何をどのように伝えるべきなのか?自分の報告で相手にどうしてほしいのか?必死に考えながら改良した結果、いくつか気づいた点がありました。

①自分が言いたいことではなく、相手が知りたい課題の答え(仮説)を報告する

相手が知りたくないことを、自分が頑張って主張しても、おそらく相手には伝わらないでしょう。相手が知りたい課題があって、それに答えることで相手に採用してもらいやすい内容になります。

②①の答え(仮説)に至った理由(ポイント)を端的に伝える

あれこれ説明する必要がなく、相手が知りたいことのみに絞って説明すればいいので、文字数も少なく、スライドの数も少なくなってきます。

次回の発信では、具体的な事例を設定した上で、特許情報の活用方法を検討していきます。

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