特許情報を分析する上で大事なこと1

知財を経験したことがある人なら、少なくとも一度は特許マップを作成して、依頼者に報告する機会があったのではないでしょうか?

「特許マップを作成する」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?

私は、特許マップソフトにデータをぶち込んで、ひたすらデータをこねくり回すことを「特許マップを作成する」と勘違いしてました。

最近、分析という意味合いにやっと気づきました。たしか、どこかの本に書いてあったことなんですが、目から鱗が落ちる思いでした。

分析とは、「木を斧でスパッと切る・分ける」ことである・・・

つまり、木という情報の塊を、斧という切り口で「漏れなくダブりなく」切り分けるということです。情報を分類することが大事だということです。

特許マップソフトで幻想の宝の地図を作ることではなく、単純に情報を分類すればいいんだ・・ということに気づいて、ものすごくラクになりました。上手く情報を分類できれば、面白いように傾向が見えてきます。独自ストーリーを描けるような仮説が勝手に出てきます。面白いように事業関係者に響き、攻めの知財ってこういうことなのかな?と思えるようになりました。

次は、分析結果の伝え方を発信した上で、具体的な分析手法を公開していきます。



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