文字媒体にこだわる理由

久しぶりに投稿するのですが、今日は活字を読むことが苦手な人に向けて書きたいなと思います。
まず結論から言っておきますと
「活字じゃなくてもいいから文字を読み想像する力を付けましょう」
というお話だと思って読んでいただけると嬉しいです。
僕の文章力が低すぎてどれだけ伝わるかわかりませんが・・・。

さて本題に入りましょう!
つい先日の事なんですが大学生の子と話す機会がありまして、活字が苦手だから動画で勉強していると言われたんですね。
なぜ活字が嫌いなのかを聞いたところ
・読むのが面倒
・動画の方が視覚や聴覚などを使えるから理解しやすい
・文字は人によって解釈が変わるから
などなどいろんな意見を聞かせてくれました。

先に言っておきますが僕はこれを否定するつもりはありません。
むしろ現代的で効率重視の悪くない考え方だと思います。
けれど、動画にも欠点というか補填出来ないことがたくさんあります。

文字媒体で読んでいる時というのは人は常に脳を使って理解しています。
これは記憶というよりも理解をするための思考です。
漫画を読んでいてそのキャラクターの心情を想像することはありませんか?

例として言えばワンピースでエースが死んだときのルフィの心情の捉え方は人によってバラバラだったと思います。
自分の無力を嘆いているのかもしれないし、ただただ兄の死を目の当たりにして泣いているのかもしれない。
他にもいろんな想像を巡らせることができると思います。
これが活字というか文字を読むことのメリットです。

ただ情報として受け取るものにたいていの場合は価値はありません。
「受け取り→考え→結論を出す」
この過程が「記憶」を「知識」に昇華させてくれます。

こんなことを書いている僕自身も活字の本を読むことが苦手です。
だからこそ活字を読むのです。
これは個人的な見解ですが、活字を読むのが苦手な人というのは想像力に欠ける部分があるのだと思います。
それはきっと文字を追うことに必死になってその文字が表現する世界に入り込めていない、理解できていないからです。
想像力の欠如と言ってしまうとオーバーかもしれませんが、それに近いものだと個人的には思います。

ひと昔前に比べて本当に様々な技術が進歩しクリエイティブなものを誰もが生み出せる世の中になりました。
けれどそんなハイテクな時代においても文字というものが生まれてから途方もない時間が流れたのに失われることがないというのは文字は人間たちにとっては必要不可欠なものであり素晴らしい技術なんだという証明だと僕は思っています。

文字を読むのが嫌いな人に対して書いているのに少し長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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