「未知なる生物界への扉!階段に現れる虫たちの謎解き」6 マルハナバチ
あなたの住まいの階段を使って新たな冒険に出発しませんか?
私は健康のために階段を使っていますが、階段で目を凝らすと、ふと動く小さな虫がいることに気が付きます。そして昨日いた虫は何処かへ行き、別の虫が現れ、入れ替わっていくのです。
実はこの無機質な階段には驚くべき生命の多様性があります。
本記事では、私たちの日常生活に潜む小さな虫を探索し、階段に毎日現れる虫の正体に迫りたいと思います。
前回出現した虫はセマダラコガネでした。小粒でも眼がくりんとしてかわいいやつです。。
今回はどのような虫に出会うのか。
いつもの様に階段を降りていくと、モジャモジャとした黒いかたまりが見えた。
ん?ふさふさしているこの虫は?
ハチだ!今度はハチが階段に来ている。
スズメバチの様なギラついた警戒色ではないので、少し驚いたが一枚写真を撮ることにした。
このハチの名前はなんというのだろう。クマバチ?
いや違う、クマバチは胸側が黄色い。
このハチはおしりが黄色い。
写真で見る限りマルハナバチの仲間ではないかと思いますが、お尻のみが黄色いところを見ると「クロマルハナバチ」の雌ではないかと考えますが誤同定の可能性もあるので仮としておきます。なお、この虫をクロマルハナバチである前提で話を進めます。
クロマルハナバチ)は花粉媒介昆虫でハウス栽培など受粉に一役買っている種だそうです。また、環境省レッドリストにおいても準絶滅危惧種に指定されている近年、数を減らしている種となっています。
しかし、この周辺にはたくさん花が咲いているような場所はあまりないのですが、なぜこの階段に迷い込んだのでしょうか。階段には花も植物もないので何らかの街灯や強風など意図せずに飛んで来た可能性もあります。
絶滅が危惧されていることもあり、クロマルハナバチであるならば今回の出会いは貴重な記録になると思います。出会った虫たちを調べていくことにより、このような貴重な虫がまだ周りにもいることに気づかせてくれて、階段を使う毎日が楽しみです。
今回は仮ではありますが環境省レッドリストに掲載されているクロマルハナバチ(仮)でした。階段に迷い込む虫も多様性に富んでいて面白いです。
次はどんな虫に出会うのでしょうか。
どんなふうにワクワクさせてくれるのか
次の来訪者に期待したいと思います。。
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