僕のマンションはクールだ。いや、むしろコールドだ!!の話
突然だが僕のマンションは一言で言って「クール」である。
自分で言うのも何だけど、かなり「カッコいい」。いわゆるデザイナーズマンションってやつだ。玄関は大理石だし、アイランドキッチン、間接照明。窓がものすごく広くて日光がかなり良い感じで入ってくる。防音だって完璧だ。
友達が遊びに来たら絶対……いや、10人に8人くらいは「ここカッコいいね」って言う気がする。
駅からも徒歩3分で、コンビニもジムも徒歩2分で行ける。立地も最高。
ほぼ完璧だ。こんな物件に出会えてラッキーだ。ただ唯一の弱点がある。
もう一度言おう。
僕のマンションは「クール」である。いや、「クール」どころでは無い。ものすごく「コールド」なのだ。
半端なく寒い。ヤバい。どれくらい寒いかと言えば、去年の誕生日に両親から「誕生日プレゼント何が良い?」と聞かれ「断熱材」と即答したくらいである。(後日、数種類の断熱材を両親が買ってきてくれた)
「なぜ寒いのか?」
原因を考えてみる。
実際に室内を歩いてみて寒い場所を調べてみる。
すぐに答えが見つかった。原因は玄関の大理石、そして広い窓だった。大理石が冷えてそのまま室内を冷やす。広い窓自体が冷えて室温を下げる。
僕が「クール」と思ってた要素がまさか同時に「コールド」の要素にもなっていたとは…
だから今僕の家の中は基本的に断熱材で覆われている。
「大理石=カッコいい」は間違っている。「大理石=冷蔵装置」である。はい、断熱材。
「広い窓?明るい日差し?」はい、断熱材。
(あと、プチプチとみんなが呼んでいる梱包材も貼り付けてある)
藤原紀香は「オシャレは我慢」と言う名言を残したが、オシャレで我慢してる間に凍死する可能性すらあるのでそんなこと言ってられない。「花より団子」だと本当に思う。
「カッコよさ」に憧れて入ったマンションであるが、冬になるとカッコよさの機能は大幅に下がって断熱材だらけになる。情けない…
でも一つだけ良いことがあるとすれば、断熱材のおかげで防音の機能がさらに高まったことだ。さらに床に敷いた断熱材は振動も吸収してくれる。
つまり…
室内で踊り放題である…
ダンス…
やるか…
体あったまりそうだし…
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