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話の苦手な教員が話し方トレーニングを自分で考えて少しは改善された話②

僕は高校の教員ですが、話が下手だという致命的な弱点がありました。それで絶望してかなり精神的に落ち込んだのですが、何とかトレーニングでどうにかなるんじゃないかと思って少しは克服出来るようになったんですね。

数種類のトレーニングメニューを毎日こなしていたら2か月くらいで結果が出始めました。

今日はその中で効果が高かったなと自分で思った4つのトレーニングの紹介をします。

① 目の前にあるモノの名前をとにかくすぐに言っていくトレーニング
② 実況中継トレーニング
③ 一つの単語の関連ワードを書き出すトレーニング
④ 風が吹けば桶屋が儲かるトレーニング

今日は後半2つ③と④のトレーニングについて書く予定だったのですが、長すぎたので③のみ書きます。ちなみに前半2つはこちらです。

③一つの単語の関連ワードを書き出すトレーニング

このトレーニングは制限時間30秒以内にある言葉の関連語をなるべく多く書き出すというトレーニングです。

下の写真を見てください。こんな感じです。

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実際に30秒でやったので字が汚くてすいません。最後の学級は書き終わりませんでした。

中央にある単語を書いて、その周辺に関連語を書いていきます。これだけです。本当にシンプルなトレーニングです。(マインドマップ的な発想です)

では、なぜこのトレーニングが有効なのか?どんな場面で有効なのかについて書いていきます。

話題が豊富で、話の展開が上手な人って憧れませんか?

僕は本当にこれが苦手なんです。何とか話題を良い感じに変えていこうと頑張るんですけど、話題の転換が唐突だったりして、相手がビックリして会話が上手く続かないなんてことがよくあったんですね。

そんな時、Wikipediaを見ていて思ったんです。

「何で、Wikipediaっていつも自分が思っていたよりも長く見ちゃうんだろう」って

そうなんです。Wikipediaって関連語のハイパーリンクとか押しちゃって、どんどん次のWikipediaのページ見ちゃいますよね。

ハイパーリンクって押したくなるんですよね。何故かと言えば、今見ているページの関連情報だからです。

①あるページを見る→②そのページを見て疑問が生まれる→③ハイパーリンクを押して関連情報を得て知識欲が満たされる→④そのページ内の情報を見て疑問が生まれる→⑤ハイパーリンクを押す

この一連の流れで我々は知識欲を満たし続けることが出来るわけです。こういう訳で自分が思っているよりも長くWikipediaを見てしまうんだと思います。

その時に自分が何で話が下手か何となくわかったんです。

理由1:それまでの話の流れに全く関係ない話題を話し始める
    =ハイパーリンクが貼っていない情報であるため唐突な印象
理由2:関連の話題があまりない=ハイパーリンクの数が少ない

つまり、話が上手になるためには

自分=ハイパーリンクの多いWikipediaにする必要があると思いました。※理屈っぽくてすいません。それだけ追い込まれてたんです。

そこで少々乱暴ですが、以下のような定義を自分の中で作りました。

関連ワードがいくつ思いだせるか=話の上手さ

下の写真を見てください。

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左のA君は、「youtube」という話題が出てきた時に5個しか関連ワードを思いつくことが出来ませんでした。

対照的に右のB君は、「youtube」という話題が出てきた時に10個も関連ワードを思いつくことが出来たわけです。

例えば、誰かとyoutubeについての話をしたらA君はそこから展開できる話題の量がB君に比べて半分ということになります。

A君はB君に比べてその話から展開できそうな話が2倍あります。しかも10ある選択肢の中で相手が興味ありそうな話を瞬時に判断して提供したら相手の満足度も上がります。

関連語の数が増えれば増えるほど、会話の展開が豊富になり、結果的に話し相手の満足度も上がる傾向があります。

このトレーニングも地味なんですけど、効果はあります。ただし、今回扱う4つのトレーニングの中で一番効果が実感できるのが遅いトレーニングですので、挑戦する方は長期的な視点で取り組むと良いと思います。

いつも読んでいただきありがとうございます。



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