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忘れ物・なくし物が多い子ども

皆さんこんにちは。

こどもの忘れ物気になっていませんか?                私は自分の忘れっぽさが気になっています。笑。


教科書を忘れる。体操着を忘れる。                  ふで箱にいつも消しゴムが入っていない。
鉛筆が毎日ことごとく無くなっていく・・・・                 参観日にお道具箱を見るとなぜこんなところにこんな物が・・・  

余談ですが、私が小さい頃、母が保育園の懇談会に出ると必ずお道具箱にひからびたレーズンパンが何個も入っていたらしく、それを持ち帰るのが小学校卒業まで続いたそうです。

はい。確信犯です。当時お給食を残すと、居残りでベランダで食べ終わるまで動けず、そのスパルタさに吐いてしまう子を視たりしていた私は、恐ろしくてレーズンパンを隠すという行為に走ったのです。笑。

話が飛んでしまいましたが、懇談会に行くと、机の周りから無くなったはずの鉛筆や消しゴムが大量に見つかるなんてこともしばしば・・・。

月曜日に忘れないように。と念押しした上靴が、子どもが出かけた後、  玄関に取り残されている・・・。

忘れ物やなくし物を日常的にしていて、                いつも何かを探しているということがあるかもしれません。

例えば、 さっきまで持っていたテレビのリモコンがない!!       など、つい先程まで自分が持っていた物が行方不明になってしまう。   例えば、テレビじゃなくて漫画を読もうと頭で考えていたりすると、    持っていたリモコンに一瞬で意識が向かなくなるので、無意識でどこかに置いたのか、自分でも思い出せず、テレビのチャンネルを変えようといざリモコンを使おうと思ったときに「ない!」と騒ぐなんてこともあるかもしれません。

「ワーキングメモリ」という作業や動作に必要な情報を一時的に記憶したり処理したりする能力が苦手なことが原因の場合もあります。 

作業とは、学校での生活の中でもたくさんあります。先生の話を聞きながらたりノートを取る、次の授業で必要なものを、書類や教科書を机に出したりロッカーに取りに行くなど、一連の行動はワーキングメモリが弱い子やタスク管理や情報処理能力が弱い子に取っては想像以上に複雑です。同時に複数の作業をするのが苦手です。

毎度のように注意していることが、定着せず

『何度同じことを言えばわかるの!!』               『いつになったら出来るようになるの??』などと言っている方も多くいらっしゃるかもしれません。


お母さんたちの中でよくみかけるのが、忘れものが多いからと     「忘れ物に気づいて、困れば学習するでしょ?」と自覚をさせようと試みている人をみますが、こういったタイプの子どもには自覚させようというのは効果はありません。
ADHDの気質を持つ子ども(診断有無に限らず)は、不注意からくる忘れ物だけでなく日常のあらゆる状況で、困りごとを抱えています。自分で困りごとを改善する余裕はありません。

そもそもなぜ忘れ物は起こるのでしょうか。              これは脳内の 視る と、記憶する の連携が上手く出来ていない、弱いことが原因です。                               先ほどの玄関に置いた上靴物を見ても、持っていくべきもの。という記憶とがうまく結びつかないのです。

なくし物も同様で、置いた場所の背景や位置関係をよく覚えておらず  「あれ、どこに置いたっけ?」となりやすいのです。

このような不注意が強い子は、やり忘れ(やりっぱなし)書き忘れ(テストに名前を書き忘れる、連絡帳書き忘れ)見間違い(テストなどで書く場所を間違える、見間違いによる日にちなどの勘違いなど)が目立ちます。

叱るだけでは到底どうにもなりませんので、対処せず放っておくと、社会に出たときに仕事で何度も同じケアレスミスをするなど、本人にそんなつもりがなくても、仕事に対していい加減、ルーズ、だらしないという評価につながったり、重要な仕事は任せられないなど単調な作業しかさせてもらえない叱られる回数が多く、自信を失い、自分でなんとかしてくてもなかなか改善せずで大変困っている方もいらっしゃいます。

しかし、小さな頃にきちんと対応してあげることで困り感が小さくなり、子ども自身が大人になる頃には、自分で自分の困り感をコントロールできるようになっていきます。

いきなり自分では到底無理なので、お子さんの困りごとにいち早く気づいて、1日でも早く、1つでも多くの困りごとを減らしてあげて欲しいと思います。

私は鉛筆や消しゴムの予備は必ずカバンの中に入れています。毎日筆箱の中身を確認し補充しています。                     きりが無いと思うかもしれませんし、を無くさないようにしてもらいところですが、

授業中や学校で「○○無いよ!どうしよう!」という困り感を減らしてあげる方が先です。忘れ物の多い子たちですら、その状況に何度も陥っていると、周りのお友達からの目、先生からの注意の回数などから何で自分は毎回こうなるんだろうと自己肯定感が墜落する場合もあります。      又、何より、本題の授業にソワソワして集中が出来ません。

体操服、色帽子なども無くすことを考え、家用に予備を持っています。
カバンの準備も、お子さんに合わせて一緒に準備してあげるなどのサポートをしてあげてください。『明日は体育だから何がいるんだっけ?』など声かけをしながら明日の授業を思い出させることも、必要なものの記憶を呼び起こすトレーニングにもなります。

1点注意があるとしたら予備があることを知っていると、怠惰になり、予備があるからいいや。となり、忘れる手も大丈夫となりかねませんので予備を使ったら、予備を補充するクセをつけましょう。

また、示した内容が多いと、指示したことを最後までやり遂げることができない(間を忘れる)などありますので、簡潔させるまでの工程を区切って、1つできたら、次、終わったら次、と指示を出すように心がけてみてください。

部屋を片付けなさい。だと一生おわらないので、笑          『机の上をきれいにして』それが出来たら、『床に落ちているおもちゃをおもちゃ箱の中にいれてね。』『ペンはペン立てにしまってね』と分解して片付けを終わらせましょう!!




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