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Notion=憂いの篩

2023年12月から本格的にNotionを使い始めた。
わりと直感的にNotionを使うことを決めたのだけど、その経緯を記録しておきたい。

…Notionを諦める

「Notionって作り込める。」

それが一番最初にNotionに対してわたしが抱いた印象。

Notion

わたしがNotionに出会ったのは2021年。
この当時、ほんの少しは触っていたのだけれど、Notionがなんでもできるということに不便さを感じたのだ。

わたしは、なんとなく世界観を統一させるのが好きで、見た目でテンションが上がるタイプ。

だとすると、Notionってデザインも何もかも自由にできるから良さそうではあるのだけど、そう思ったからこそ、テンションが上がるデザイン、使いやすいレイアウト、LEGOブロックのように組み合わせて作り込んでいく、ということがわたしにはできない。と、やってみることもなく諦めてしまったのだ。

当時のわたしが完璧主義の傾向が強く、最初からちゃんとしなきゃという気持ちが働いたことも大きい理由かもしれない。
(今は人との関わりや色々な経験、内省を通してそんな自分を少し抑えられるようになったし、とりあえずやってみよう、変えていけばいいじゃないかという感覚が強くなっている。)

そもそもなぜNotionを使うのか

ストレングスファインダーの上位資質に「収集心」のあるわたしは、モノではなく特に情報を収集するのが好きなようで、言葉、事実、思考、書籍、経験、文章などなど、興味を惹かれたありとあらゆるものを集めている。

情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けるということ自体がわたしにとって面白く、そしていつの日か、その中に役に立つものが出てきたらいいなと思うし、集めてきたからこその繋がりも見えてきたりして興味深く感じている。

なので、これまでもライフログとして日々を振り返ったり、本や映画のログを残したりということを、ずっと紙に手書きしていた。
手書きの良さももちろんあるのだけれど、手書き故の不便さ、紙を所持し続ける負担を考え、紙ではない方法を模索した結果、2020年あたりからはOneNoteに積み上げてきた。

わたしにとってOneNoteの魅力はシンプルであること
余計な思考を必要とせず、感覚的に様々なものを残しておける。

最初はそれでよかったのだけど、3年が経ち、シンプルであるが故、物足りなさを感じはじめていた
もしかしたら工夫次第でいかようにもできるのかもしれないけれど、いつの間にか違う方法で情報を集めるとうことを考えるようになった。

そこでたどり着いたのがNotionだ。

きっとNotion以外にも方法はあるのだけど、なんだか直感的に今のわたしにはNotionがあっているような気がして、ひとまずやってみようと思えたことが大きい。

Notionのテーマ

Notionを触るようになってからのこの2ヶ月ほど、わたしは情報の整理に夢中になっている。
いつまでも触っていられそうで、時間が溶けていくような感覚すらある。

そんなわたしはNotionにいつの間にかテーマを設けていて、それがタイトルにある“憂いの篩”だ。

“憂いの篩”とは、ハリー・ポッターシリーズに出てくる魔法道具。

“憂いの篩”を覗き込むダンブルドア

作中、“憂いの篩”は度々登場するのだが、ハリー・ポッターシリーズに出会った小学生の頃からわたしの中でとても気になっていた神秘的な道具の一つなのだ。
いや、もしかしたら一番かもしれない。

で、結局“憂いの篩”ってなんなの?という説明が以下になる。

魔法特性
時が経っても思い出せるように、記憶を水盆に保存する
用途
特定の記憶を鮮明にする、記憶を精査する、他の人に記憶をみせる

「魔法ワールド特集」より

ハリー・ポッターと炎のゴブレットにはこんなシーンがある。

好奇心は罪ではないが慎重に使わんとな
これは“憂いの篩”じゃ
頭の中がいっぱいになった者が 一度見たものを見直せるのじゃ
わしが何か見逃してないかこれで探しておった

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

ダンブルドアがハリーに向けて話した言葉だ。

良くも悪くも、わたしたち人間は様々なことをどんどん忘れていってしまう。
その一方で、外に出していかないといつの間にか頭がいっぱいになってしまう。

だから、琴線に触れたことや、心が動いたこと、いつか見直したいこと、そんなものを詰め込んでおけるわたしにとっての“憂いの篩”を探し求めてきたのだと思う。

わたしにとっての“憂いの篩”に出会えた今、ゆっくり、じっくり、Notionを育てていきたい

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