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○音楽の授業○ 音楽の先生なのにピアノが弾けない!?

日本一楽しく身につく♫音楽の授業の作り方
鈴木太一です!


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ピアノが弾けなくて困っていた私がしたこと

音大へ進学を決めたのは高校2年生の時。
ピアノも受験のために始めました。

そう。私はピアノが弾けませんでした。

だからと言って、大学時代に猛練習したかと言われると、ほとんどしていません。
管楽器専攻にとってはピアノは副科。
ピアノの先生も多少弾けなくても、簡単な曲ばかり選んでも、大目に見てくれていました。

そして、ほとんどピアノが弾けないまま教員になりました。
みなさん、お分かりですね。
音楽の先生なのにピアノが弾けない。
困りました。
授業に支障がありまくりです。

一生懸命やってきたトロンボーンでは、音を出しながら歌えない。喋れない。
授業で使うには非現実的でした。

困った私がやったこと、それは「コードネーム」の勉強でした。

楽譜通りに弾くことはできなくても、
コードネームが分かれば、初見でもある程度、曲の雰囲気を奏でることができます。

独学で学ぶのはなかなか難しいと感じていたので、教えてもらえるところを探しました。
そこで見つけたのが、ある音楽系の専門学校が開いていた「コード弾き講座」。
藁にもすがる気持ちで参加しました。

課題曲はビリー・ジョエルの「honesty」。
この曲を通して、major, minor, sus4, augmented, diminished など、さまざまなコードの仕組みが理解できました。

具体的には

1)転回形に慣れる

当たり前の話かもしれませんが、

ドミソ(CEG)の和音を、
低い方から順に、
ソドミと弾いても、
ミソドと弾いても、
ドミソと弾いても、

コードネームは、同じC(C major)なんだ!ということを、
教えてもらえたことで理解しました。

その上で、例えば
C→F→G→C
というコード進行があった時、

それまでの私は、律儀に
ドミソ→ファラド→ソシレ→ドミソ
と弾いていて、指の位置が大きく移動しなければいけなかったのが、

ドミソ→ドファラ→シレソ→ドミソ
でもいいんだ!と気付きました。

2)構成音について慣れる

コード進行が乗っている本を買いあさり、好きな曲のコード進行を弾いて
コードネーム→構成音 がパッとみてわかるようになるまで練習しました。

major→根音+長3度+完全5度
minor→根音+単3度+完全5度
augmented→根音+長3度+増5度
diminished→根音+短3度+減5度
major7th→major+長7度
7th→major+短7度

こんな感じです。

できるだけ指の移動が少なくなるように、転回させた音の組み合わせを考えているうち、自分の手ぐせみたいなものができていきました。

練習の教材として私が取り組んだのは、
ユーミン、カーペンターズ、ビートルズ、ビリージョエル、ディズニーの音楽、ジャズのスタンダードナンバー(ムーンリバー、ダニーボーイ)、日本の童謡をジャズ風にアレンジしたもの・・・

私の好きな、コード進行が美しくて、グッとくるなあと思う曲のコード進行を調べたり、楽譜を買ったりして、毎日歌いながら楽しく練習しました♪

今ではコードがない楽譜も、伴奏を見て自分でコードを書き起こせるようになりました。
余裕があればそこにメロディや、楽譜に書いてある伴奏の形をところどころ入れます。
これによって伴奏を楽しむことができるようになりました。

クラシックでは「楽譜通りに演奏すること」が大前提ですが、授業の伴奏にそれは必要でしょうか?
ピアノの伴奏に集中するあまり、生徒たちまで気が回らない、満足のいく授業が出来ない、なんてことになったら本末転倒です。

音楽の先生だからって、ピアノが弾けなくても大丈夫です。
工夫次第で、先生も生徒も楽しく学べるようになります。

コードの勉強、ピアノが苦手な先生には、とってもおすすめです。


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