【アート巡り】はじめての瀬戸内国際芸術祭。2泊3日モデルコース秋
みなさんは、3年に1度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台とした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」をご存知でしょうか。
Withコロナの2022年。3年ぶりに春夏秋会期が開催されています。
9月の終わりにぽっかりと仕事が空いたのでふらっと瀬戸内へ出かけてみました。
〜旅の準備編〜
1.日程を決める
瀬戸内国際芸術祭は春・夏・秋の3シーズンで開催されています。
今は11/6まで、秋会期開始中!
▼春会期
2022年4月14日(木)—5月18日(水)
▼夏会期
2022年8月5日(金)—9月4日(日)
▼秋会期
2022年9月29日(木)—11月6日(日)
青空と海が輝く夏会期も素敵ですが、島内を歩き回るので、灼熱の真夏はめちゃくちゃキツそう。30代の中年には春か秋だな・・
どのくらいの日程で行けばいいのか、悩みました。
なんせ、大小あれど12の島で開催されているので、1日では絶対にたりません。
1泊2日では、島の滞在時間が限られるので、遠方からの旅行としては少しもったいないです。
私は、はじめてのお試しコース(?)として、2つ島を回れるように、2泊3日で旅することに決めました。
ざっくりですが、以下のような感じで計画をたてました。
<2泊3日 ジェットスター利用>
▼1日目
高松空港着(20時)
空港近くのホテルに宿泊
▼2日目
高松築港→小豆島(午前中)
小豆島の宿に宿泊
▼3日目
※朝どこか島を回れたら行く※
小豆島→高松へ
高松空港 16時発
東京へ帰宅
ざっくりと、回りたい場所は現地で決めるか~くらいのゆるゆる旅。
<実際の感想>
サクッと雰囲気を味わいたいなら2泊3日。
ゆっくりと複数の島を回るなら4泊5日。※または1週間くらいが丁度いいと思います。
2.各チケットの用意
日程に合わせて各チケットを手配します。
①航空券
成田⇆高松の往復のフライトチケットをとりました。
羽田か成田、迷いましたが、ちょうどジェットスターがSALEで、成田からの往復で12,500円でした。安い!
羽田はANAやJALがありますが、値段が倍になるので、時間に余裕があれば格安LCCがおすすめ。
②芸術祭関連のチケット
■ アート鑑賞するためのチケット
瀬戸内国際芸術祭では、無料で楽しめるアート展示が多くありますが、一部は有料となっています。そのため、下記3種の作品鑑賞チケットが販売されています。
・3シーズンパスポート(5,000円)
・会期限定パスポート(4,200円)
・デイチケット(1日:1,800円、2日:3,600円)
春・夏・秋、すべての会期で有効
→3シーズンパスポート
それぞれの会期のみ有効
→会期限定パスポート
1日限定で有効
→デイチケット
「パスポート」と名がつくものは、会期期間中は行き放題です。
リピーターにはパスポートの方がいいですね。
※今は春夏会期は終了しており、現在は会期限定パスポートのみ購入可。
作品鑑賞のためにはチケットは必須だと思っていたので、前売りでデイチケット2日分(3,600円)を購入しました。
当日、各島の案内所でも購入できます。
一部エリアに展示されたアート作品は、有料で入場料金を払うか、デイチケットを利用します。
直島のアート作品や美術館の作品を見るにはこのデイチケットとは別に料金が発生するため注意が必要です。
<実際の感想>
ここが今回の反省点でした。
ぶっちゃけ、短期間滞在だったらデイチケいらなかった。。
ほとんどの屋外展示が無料で鑑賞できる事に現地で気づきました・・・。
・見たい作品があり、それがデイチケ対象の有料施設(エリア)
・様々な作品を数多く楽しみたい
という方はデイチケ利用がオススメ。
・初心者で何を見ればいいかわからない
・雰囲気だけ楽しみたい
という方は、無料で鑑賞できるアートが点在するため、当日必要になったら現地でデイチケットを購入する方が良いかもしれません。
■ 島に移動するフェリーチケット
芸術祭を楽しむに、島への移動は欠かせません。
瀬戸内国際芸術祭では、フェリーの共通乗船券を販売しています。
お値段は 大人2,600円、子供1,300円。
<実際の感想>
こちらも事前に購入したのですが、滞在日数が短かったので、十分に使いきれずに終わってしまいました。
フェリーを利用した区間は、高松→小豆島→豊島→小豆島。
帰りは移動時間を時短すべく、高速艇を使いました。フェリーより移動時間が短く、便数も多いです。
※高速船はフェリー共通乗船券では乗れないため、別料金になります。
フェリーは島によって便数が少なく、(1日2~3便とか)出発時間に合わせて計画を組む必要があるので、計画的な利用をおすすめします。
3.宿を予約
ジェットスターで夜20時に高松空港に到着予定なので、1日目は空港近くのアパホテル〈高松空港〉を予約しました。
2日目は、楽天トラベルから小豆島の民宿を予約。
港に近い方が絶対に便利だと思い、ビジネス民宿マルセを予約。
どちらも5,000円以下でリーズナブル!
<実際の感想>
APAホテルは空港から無料送迎があり移動が楽でした。部屋もアップグレードしてもらい、お風呂にはサウナもあって、出張など素泊まりするのにぴったりだと思います。
ビジネス民宿マルセはアットホームな雰囲気で、お友達の家に泊めてもらっている感がなんとも和みました。お部屋も綺麗でとてもリラックスできました。港から近いので出発ギリまで荷物を預けられるのが便利。
4.島での移動手段を検討
小豆島にはいくつかレンタルできる自転車のサービスがありますが、乗り捨て可能なハローサイクルと聞き、アプリをDL。
運転できる人は、圧倒的にレンタカー予約がオススメです。
電動とはいえ、島内はアップダウンがあるのでレンタサイクルだと体力を使います。
また、小豆島は広く、ぐるっとまわるには1.5日くらいかかるので車の方が楽です。
交通量は少ないので、運転できる人はレンタカーの方がよいです。
<実際の感想>
私も現地でレンタカーを借りようと思いましたが、平日でも全部借りられていたため、結局レンタサイクル+バス移動となりました。
レンタカーは事前予約必須!現地のバスの運転手さんに聞いた話ですが、紅葉の季節はめっちゃ混むらしいのでご注意を。
〜旅、当日〜
1日目 高松
20時に高松空港に到着しました。
空港の飲食店やコンビニは閉店時間となり何も売っていない・・!
東京出発前にコンビニで必要なものを購入し、食事をしておいた方がいいです。無料送迎をお願いして、APAホテルへ。
アップグレードしてもらった部屋はツインだったので、一人で贅沢な宿泊となりました。笑
2日目 高松→小豆島
ホテルで朝食をすませ(素泊まりでパンとコーヒーのサービスあり)
一度空港へ戻ります。ここもホテル側が送迎してくれました。
空港からリムジンバスで高松市内へ移動。1時間ちょっとかかります。
バスは1時間に1~2本なので、こちらも出発時間に注意が必要。
10時半ころに高松築港へ到着。
さっそくジュリアンオピーの作品が!
おなかがすいたので、フェリーに乗る前に植田うどんへ向かいました。
麺は割と普通ですが、出汁がおいしい!
さすがうどん県。あたりまえにうどんがおいしい。
フェリーで小豆島土庄港へ。1時間くらい。
ポケモンフェリーでした
青い海と空!潮風がきもちいい~
小豆島へ到着。
さっそく大きなモニュメントがお出迎え。
島内にはアートが点在しています。
小豆島オリーブ園へ
草壁港へ移動
島内のアートは全部見れないだろうなーと思いつつ、寒霞渓には行きたかったのでバスを乗り継いで向かいました。
寒霞渓 展望台
自然がすごい。
ロープウェイで登っていく。
観光客はちらほらいつつも、帰りのバスは私一人だったので現地のバスの運転手さんとおしゃべり。
こういうのも一人旅の魅力ですね。
エンジェルロードも行きたかったのですが、あっという間に夜になってしまったので、ひとまず宿へ戻り、buon compagno で夜ご飯。
PIZZAを食べました。
イタリアビールもおいしかった~
3日目 小豆島→豊島
3日目も小豆島を回ろうかと思ったのですが、せっかくなので他の島へ。
一番近いのが豊島ということで、朝からフェリーで移動。
不思議な空間
かわいいおばあちゃん。
元競輪選手というパワフルでバイタリティーあふれるおばあちゃん!
強烈な色彩!
豊島横尾館が一番印象に残りました。
口コミで「豊島は絶対行った方がいい!」とあったのですが確かに・・!
めちゃくちゃよかったです。
言語化するのが難しいのですが、小豆島より田舎でのんびりした雰囲気があり、見るものすべてが無理していないのでとても癒されます。
3日目は帰宅の日で時間がなくバタバタと昼過ぎには小豆島へ戻りましたが、また次回ゆっくり訪れたいなと思いました。
飛行機の時間を気にしつつ、最後にもう一度うどんが食べたい!と思い、高速艇を使って高松へ。
ギリギリのタイムアタック。
ラストさぬきうどん。
マッサージ屋か!?とつっこみたくなるような店名ですが、しっかりとしたうどん屋さんです。土曜の2時頃でしたが並ぶことなくはいれました。
ラッキー!
コシがあってつるつるでおいしい!!!さすが人気店。別れるのがおしい。もっと他のうどんも食べてみたい・・
今回はメインが瀬戸内芸術祭でしたが、次回はうどんを巡る旅もいいな~
東京からサクッと飛行機でいけて、自然の中に置かれたアートを見ながら、時間を忘れて自分を見つめ直す事ができた良い旅でした!
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