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目の前の偉人には気づかない。

グローバル社会──全世界を相手に相手に戦っている敏腕社長よりも、
日本国内で戦った三傑(信長、秀吉、家康)の方が凄いという。

社長に会っても、オーラを感じず、近所のおじさんに見えてしまう。
(TVでよく見る社長なら「お~」と思うが。)

 ──時が美化する。

「今の人」より、「過去の人」の方が光り輝いている。

 ──凄い野球選手は?

「投手では松坂、打者ではイチロー」
だと思うが(松坂さん、引退・・・)、
「王、長島」
という答えが多い。思い出は、日を経るごとに輝きを増す。
「現代の偉人」よりも、「過去の偉人」の方が凄いと思えてしまう。

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今、アメリカで、

 ──野球の凄い二刀流プレイヤーは?

と聞いても、(外国人(日本人)と答えたくないという心理も働いて、)
「The Bambino​(Babe Ruth)」
と答えると思うが、Los Angeles AngelsのJoe Maddon監督は、

 Don't miss it.
(私たちが今見ているものを過小評価するな、見逃すな)

と警告している。(「今、みんなが見ている光景を過小評価してはならない。人は過去を夢見るものだ。そして、今まさに目の前で起きている現実を見逃してしまう傾向にある。だから、私は『見逃すな』と言うのだ」)

 「100年後には「伝説」となっているであろう選手をリアルタイムで見られることに感謝しよう。「伝説」への道のりを見逃すのはもったいない」ということであろう。また、Joe Maddon監督は、次のようにも言った。

“It’s happening, it’s happening, and I think it’s going to get to the point where … even non-baseball fans become baseball fans just to watch him.” 
「それは今起こっている、現在進行形で起きている。そして、私は、それが、野球ファンではない者さえも、彼を見るためだけに野球ファンにしてしまう状況にするだろうと思う」

私も、「戦国時代のファンではないが、記事は読みたい」と言われる伝説のブロガーになりたいぞ。

大谷ムーブメント──。
 
 ちなみに、英語の“I'm history. ”を直訳すると、
「私は歴史である」
「私は歴史上の人物である」
だろうけど、実際の意味は、
「私の時代は終わった」
「私は過去の人になった」
です。
 伝説構築中の大谷選手も、それを見ている私たちも、まだ「history」ではない。「in history」です。

 ──夢の途中。まだ、まだ、この夢は続く。

ところで、「ビースト(怪獣)」ってほめ言葉?
「ゴジラ松井」と比較させるなら、「ゴジラ2世」「コング大谷」では?
私的には「現代のバンビーノ」だけど、それではお笑いコンビっぽいね。

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