20200712 ぜんぶに課題がある

ひさしぶりに二人のおやすみがそろった日。
前日に明日は目覚ましかけずに寝よっか、と話していて、わたしは8時半ごろ目が覚めた。目覚ましをかけない休日は8時～8時半のあいだに起きることがおおい。
そのまま携帯をいじったり恋人の寝顔をながめたりポートレートモードで写真を撮ったりして過ごしていると、10時ごろ恋人も起きる。

二人ともおなかがすいていたので、前日にケーキ屋さんで買ったクロワッサンと、のこりもののスープをあたためて朝ごはんとした。クロワッサンは半分ずつだったけれど、ぜいたくな休日の朝ってかんじがする。ざくざくでおいしくて、ひとつずつ買えばよかった、とおもった。

恋人がすぐに作業に移行してしまったので、わたしはごろごろしたりお掃除をしたりなんとなく過ごしつつ、午前中指定の宅配便を待った。12時を30分ほどまわっても到着しないので、伝票番号からWEBで問い合わせると、午前中指定に変更になっているのに配送店で保管中のステータス。
そんなわけある…？ と思ってサービスセンターに電話すると、なんだか話を聞いてるんだか聞いてないんだかわからないかんじの女性が出て、ますますそんなことある…？というきもちになった。荷物が遅れているんですけど、と言っているんだから、「そうなんですね、申し訳ありません」くらい言えないのかなあ。
ほどなくして腰の低いドライバーさんから折り返しがあったけれど、システムの仕様で変更が通らないようになっているとか言いはじめる。おもわず「そのシステムおかしいですよね？」と口から出た。現場も重々承知で、毎日何件か同様の問い合わせがあるのだという。まったくもって理解できない…。
とりあえず、時間をずらして受け取れることになってよかった。なんだかぐったりした。

おひるはひさしぶりに近所のおすしやさん。たのしみにしていたのに、苦手な常連さんがいて、店内の雰囲気はあまりよくなかった…。とはいえおすしは昨日もおいしく、だいすきな生しらすとしめ鯖が食べられてよかった。
生しらす、生しらす丼はそんなに興味がないのに、軍艦になるときゅうにすきになる。おいしかった…。

最寄りのスーパーでお買い物をして帰宅したのち、ふたたびのんびり過ごした。夜ごはんに何品かつくる予定があったので、手順を組み立てておく。これをやるとあたまがかなり整理されて、スムーズに動けるのだ。
恋人は引き続き作業。宅配便も無事に受け取ることができた。荷物の中身は両親が送ってくれたうなぎ。これをうなぎごはんにするのが昨日のメインの予定で、どうしても受け取りたかったのだ。
恋人の作業がひと段落したタイミングで、今度はとおいほうのスーパーへ行く。このときわたしも恋人もすでにおなかがすきはじめていて、恋人はたこやきを食べたがっていた。夜ごはん前に間食をしない家で育ったので、ついついやめたらと言ってしまう。
ふだん行くうちのうちから二番目にとおいスーパーの横をとおるとき、毎回すごくおいしそうなソースのようなスパイスのような煮詰まったにおいがして、いつもきょろきょろしてしまう。昨日はじめて恋人にそれを話して、共感が得られたのがうれしかった。
なんのにおいなんだろう。あのにおいのものが食べたい。
帰り道、なんだかさみしい。昨日はうっすらとしたさみしさが午後中わたしをおおっていた。

お買い物から帰ったらおおいそぎでごはんのしたく。
昨日のメニューはポテサラと夏野菜の豚汁とうなぎごはん。ポテサラからつくって、ごはんを炊いている間に豚汁をつくった。
出来はどれもなんだかいまひとつなかんじだった。ぜんぶに課題がある。どれもまずくはないんだけど。恋人の反応もそんなによくなかった。
けっこうおなかがいっぱいになったのに、前日にひとつだけのこしておいたケーキも食べた。
恋人がお茶をいれてくれた。ケーキはピスタチオとチェリーのタルト。さくさくでおいしかったけれど、わざわざ買わなくてもいいかんじ、とおもってしまう。

食後、ぐだぐだ過ごしつつベッドでnoteを書く。
途中恋人がベッドに来てくれて、すこし話した。とおくない未来にあるかもしれないさみしい話で、わたしは例によってめそめそした。
わたしが落ち着くまで一緒にいてくれた恋人をお風呂に見送って、noteの続きを書く。書きおわってすぐにねむくなってしまって、そのまま寝た。恋人がおやすみのキスをしてくれて一瞬目が覚めかかったけれど、またすぐねむりについた。