20200706 怒りの瞬発力

起きたけれどねむい。恋人がもらってきた桃と、お気に入りの焼き菓子屋さんでウィークエンドシトロンを朝から食べたかったのに、ぜんぜん間に合う時間に起きられなかった。
なんとか恋人を起こしてしたくをする。

午前中は月初作業。
毎月効率化がすすんでしまっている作業のひとつで、1日かけてもよかったはずなのに午前中であっさり終わってしまった。ざっくり確認するけれどとくにミスもなさそう。

お昼はファミリーマート。
炭火焼鳥風のグリルチキンで、グリルチキン生活の最適解を見つけたはずなのに、なんだかそれに逆らいたくなってしまって、野菜ジュースと照り焼きチキンとたまごのサンドイッチ、味付き半熟卵を買った。コレステロール高めだ…。
ひさしぶりに半熟卵を買ったけれど、おもっていたよりしょっぱかった。昨日のメニュー的にもかんぜんによぶんだったな。

午後はちまちました作業を片付ける。うえのひとがなにやら取り組もうとしていた痕跡を発見して、先月末税理士さんからもらった作業リストに手をつけることにした。
決算のためにも毎月なり2ヶ月に一回なりやっておくといいよともういない人に言われた作業でもある。作業がいりくんでくると、パズルのようなかんじもしてきておもしろい。
せっせとこなして退勤。

帰り道恋人が寄るところがあるというので、ついていきがてら夜ごはんを外で食べることにした。すこし歩いたところにずっと気になっていたカレー屋さんがあるので、そこに行きたいとねだる。最近カレーばかり食べたがっている気がする。
道中電話すると、予約は締め切っているけれど当日席がたくさんあるので大丈夫、と言われる。恋人の用事がすむのを待って一緒に向かった。

カレー屋さんについてみると、電話で言われたとおり席にはかなり余裕がありそうだった。
単品注文している時間はなさそうだったので、おのおのミールスを食べることにする。
しばらく待って提供されたミールスはとってもおいしかった。しっかりからくて、食べ終わるころには顔が汗だくだった。
また時間のあるときに単品であれこれ選んでゆっくり食べたい。

カレー屋さんから駅まではすこしあったので、おしゃべりしながらせっせと歩く。
たぶん恋人は自分自身や、自分の情熱、かけている時間、努力なんかを軽んじられているとかんじるとけっこう反発するほうで、そういう性格の話をした。
わたしは場の空気をわるくしないことを最優先で生活している人間なので、恋人のように瞬発力のある怒りを外に出すことができないし、そもそもそれほど怒らない。恋人はわたしのそういう性格を見て、わたしのように怒らずにいたいと言ってくれる。
恋人の怒りは毎回理不尽ではなく、ひもとくときちんと理由があるもので、そういう性格、という説明の範疇にはいるものだとおもう。怒鳴りつけたり手が出たりするような怒りではなく、いま怒りました、という気配を文面や声色、表情から察知できる程度のものだ。
とはいえ、恋人だから、判定があまくなっている部分はあるのかなともおもう。仕事をすることをかんがえると、恋人の繊細で峻烈な部分は、相性のわるい相手を萎縮させてしまう原因にもなるような気がする。
ひとの性格をこういうふうになおしたらいい、なんて口を出すほうではないので、これからもわたしは恋人の怒りにたいしてまあまあとなだめるか、一緒に怒るかをその都度選択していくのだとおもう。

スーパーに寄って帰宅すると、もう22時をまわっていた。恋人はそのまま作業、わたしはどうぶつの森。
流れ星にお祈りしていたらねむくなって寝る。

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