209.これぞブランディング? とあるラーメン屋さんの店名の妙
ごきげんよう。
なにげにラーメンが好きで、新たにおいしそうな店を発見すると行ってみたりするのですが、こないだ開拓したお店で、きわめて個人的な学びがあったので、今日はそのお話。
ストレートな店名
そのお店はどこかというと、都営地下鉄大門駅の近辺にある、その名も「中華そばと餃子」
なんて直球(そのまんま)な名前だ…
と最初思ったのですが、
注文したものを食べながら、次々入ってくる他のお客さんのオーダーをなんとなく聞いてるうちにふと、
「実はこれ、めっちゃ練られた名前なのかもしれない」
という気がしてきたのです。
店名に秘められた戦略!?(想像)
どういうことかというと、
ここまであからさまに店名になってると「餃子もうまいんだろうな…」と思うじゃないですか。
そうすると、普段ラーメンにサイドメニュー付けない僕のような人でも、
「餃子も食べてみようかな」という気になる。
が、それだけだとまだ、
「でも単品で餃子つけるのは流石に多いし高いな」
と思うかも知れない。
そうなったときに効いてくるのが、「餃子ハーフ」(250円)の存在です。
それを見て、迷ってた人は「おっ、いいじゃん!」となって頼む。
そうすると、一番安い中華そば(750円)と合わせてもちょうど1,000円。
飲食業界はど素人なのであくまで個人の感覚ですが、客単価1,000円がコンスタントに出るのは、ラーメン屋さんとしては23区内でもなかなかな水準ではないでしょうか。
(ちなみにここのラーメン単品としての最高価格メニューは、「特製 中華そば」950円でした)
※お店の人に聞いたわけではないので、実際にそういう意図でこの店名にしてるかどうかはわかりませんが、
少なくとも僕は上記の思考回路で餃子ハーフを頼んだし、
その日、店内にいる間に聞いた限りでは、ほとんどのお客さんが中華そば+餃子ハーフを頼んでいました。
(なんなら僕は味玉そば850円にしたので、合計1,100円です。味玉大好き)
味もバッチリ
で、肝心の味はどうだったかというと、
中華そばも餃子もとっても美味しかったです✨
中華そばは盛り付けも美しく、あっさりスープと歯応えのいい麺が絶妙でした。
ちなみに僕は味玉そばを頼みましたが、玉子の半熟具合もバッチリ。
餃子はアツアツで、噛むとたっぷりの肉汁が飛び出してきました。
(なお飛び出してきた肉汁は僕のワイシャツにクリーンヒットしました。エプロンしとけばよかった…)
酢醤油+ラー油と、お酢+胡椒の二種のタレをつけてもよし、そのまま食べてもよしで、3個あっという間にペロリでした。
ちゃんと期待のハードルを越えてくる美味しさがあるというところがポイントですね。
なお、券売機を見ると、生ビール、瓶ビール、ハイボール、酎ハイと、お酒もそこそこ揃っており、「餃子で呑みたい」需要も押さえてくるあたり、スキがありません。
次は夜に行って、餃子でビール飲んでから中華そばで締めるという最高プランをいずれ試してみたいなと思います。
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