『「おりる」思想』と数字に苦しむ競争社会のVtuber
飯田朔著『「おりる」思想』では、
現代日本の「他人と競争して生き残る」という価値観に違和感を提起する。
特に、競争に負けた側……就活に失敗したり不登校になったり鬱になったり等等の側が、「競争に勝てなかったら」という論理を採用すると、
「勝てなかった自分が悪い」という自己責任論に簡単に転化してしまうのに、なぜその競争社会というルールを神格化するのか。
また、昭和時代の日本には、良い大学に入って、良い大企業に入って一生安泰というロールモデルがあり、そのロールモデルは現代では崩れ