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田舎のキジくん

「ケーン、ケーン」とよく通る声で鳴くキジくん。オスは意外と綺麗です。顔の赤色がよく目立ちます。

メスは枯れ草に紛れるとほとんどわからなくなります。端的に言って、
「地味」
です。

ウチの方では、キジさんが、目の前の小高いところに登って窓から家の中をのぞいていきます。
「ケーンケーン」と鳴いてお嫁さんを探しています。

お相手が見つかると、窓から見えるように、連れ添って小高いところに登って、「見つかりましたよ!」と紹介してくれます。なんとも微笑ましいです。

必ず、お披露目に来て、
『見届けたかな?』
と感じると、以降は夫婦揃って「ご訪問」は沙汰やみになります。

時たま、
「ケーンケーン」
と鳴き声で近況を知らせてきます。

大体、夫婦で現れる時には、オスが主導で、メスがあとから、「どうも、初めまして」という感じで現れます。

でも、今年は、メス(奥さん、ですね)が初めに現れ闊歩していました。

オス(旦那さん、ですね)が来たよー、と「ケーンケーン」と羽をばたつかせながら鳴いている間もどんどん闊歩していきます。旦那さんは少々慌ててあとをついていきます。

「今年は姉さん女房なのかなぁ」
とちょっと微笑ましいです。

できれば、お子さんを連れて再訪して欲しいなぁ、と思ってしまいます。

春先〜初夏ののどかな1ページです。

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