公開シナリオ『30歳』
テーマ『30歳』でした。
深夜2時くらいの発想が好きです。
女1
女2
女2 そろそろだね、30歳。カウントダウンしようか?
女1 なんか照れくさいなぁ。
女2 盛大にお祝いするのって大切よ? 年上からのアドバイス。
女1 一歳年上ってだけな。
女2 その差は大きいわ。経験の差が出るから。
女1 周りにビニール敷いたほうがいいってアドバイスいる? ケーキこぼすわけないでしょ。子供じゃないから。
女2 まぁまぁ。一緒にいれて嬉しい。きっと緊張するから。あ、残り10、9、8、7、6、5、
女1、2 4、3、2、1、0!
女2 ハッピーバースデー!!
女1 あ、ありがとう。いつも迷惑かけてるけど。これからも、って!? ちょっとまって。
なんか体から出てる!!
女2 赤いんだぁ。本当に個人差があるのね。
女1 えっ?
女2 私もこの前知ったんだけどさ。30歳になる瞬間ってみんなこうなるらしいの。
女1 なんでそんな冷静なの!?
女2 舐めてみたら。
女1 おかしいでしょ!!!
女2 いいから。騙されたと思って。
女1 (間)なんか辛!!
女2 へぇ? 私は少し甘かったけど。ほんとだ、辛い。
女1 やめて!
女2 これ、味噌だよ?
女1 はい?
女2 味噌。出来立ての。30歳のことさ、『三十路』(ミソジ)っていうでしょ? あれってこっから来てるらしいよ。
女1 こわ!
女2 あ、ひみちゃん韓国の血も引いてるからコチュジャン出てるんだよ。いいなぁ。私白味噌で苦手だったから。
女1 ますます怖い!
女2 とりあえずチゲ鍋でも作る?
女1 結構です!!
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