見出し画像

青白スピリット備忘録#7【パイオニア】

割引あり

注意事項

この記事は私のmtgのスピリットに関する事柄を整理し保管するために書く記録である。そのため、蛇足等を多く含むと予想される。また、根拠の多くを自身の経験を頼りにしていること、私の考えの整理が第一の目的であることをご了承いただきたい。以上のことに同意できない場合はブラウザバックを推奨。

*有料記事の設定になっていますがすべて無料で読むことが出来ます





はじめに

 今回は結果が出たデッキの詳細をまとめるいつもの形式ではない。新環境でのスピリットの立ち位置、デッキ案について書き残す。結論は厳しいと言わざるを得ない。このように考える理由について話していこう。

青白スピリット備忘録#6のデッキリストを使用する前提で話していく

このリストを基にしていくよ


エルドレイン参入後の環境

エルドレインの森は楽しんでいるだろうか。この一か月ほど、私はアリーナのドラフトで遊びまくっている。このようにセットとしてはフレーバー、カードパワー共に満足できる。しかし、スピリットを扱うものとしては非常に頭の痛いセットであることは間違いない。大きな要因を3つ挙げよう。

手練の再録、イゼフェニの再興

まずはこれについて話したい。前回環境では存在はすれど多くはない。実際、イゼフェニは全く当たらなかったし、数の少なさから墓地対策は不要と思えるほどだった。今はどうだろうか。私はイゼフェニは仮想敵に想定する必要があるレベルに増えていると考える。手に入れたのは手練というコモンカードかもしれないがその影響は大きかったようだ。

なにを隠そうスピリットはイゼフェニがパイオニア始まってからずっと苦手だ。青単スピリットは多少相性が改善された時もあった。しかし、細かい除去+アドバンテージという構造のデッキはどうしても苦手だ。青単の時代とは違い、フェニックスも帰ってくるのが簡単だし帳簿割きもいる。じゃあ青単に戻しましょうねって言う単純な話でもない。この環境で勝つには新しいアプローチが必須になるだろう。

アドベンチャーデッキの台頭

パイオニアにおけるデッキ選択肢として有力になりつつあるのがアドベンチャーだろう。エッジウォールとクローバーは普通に使えるがアドベンチャーカードの特異性もあり、採用候補が非常に狭く、強化がほとんどなかった。そこに待望のエルドレイン来訪だ。強力なアドベンチャーカードが多く収録され、パワーも彩も豊かになっている。

アドベンチャーというギミック自体がアドバンテージの塊なのだが、それをさらに加速させるこのデッキ。私はスピリットが不利であると考えている。

やはり、一番の問題点はデッキの核となるカードにほとんど触ることができないことだ。クローバーもエッジウォールも軽すぎる。せっかく呪文捕らえを唱えても早々に決着をつけれない限り圧倒的なアドバンテージで突破されてしまうだろう。さらに砕骨以外にも除去も増えている。エッジウォール以外のドローもある。さすがエルドレイン産のギミックといったところ。

スピリットは何にも手にすることができなかった

ご存じの通り、スピリットは特にかみ合うカードを手に入れることはなかった。前述のデッキ達はもちろんのこと、採用するかはわからないがラクドスも新しい選択肢を得ているだろう。環境におけるスピリットのパワーは相対的に下がっていると言わざるを得ない。緑単信心のように圧倒的な爆発力があれば多少強化なくても問題なく戦えるだろうがスピリットはそうはいかない。部族であるから強化が入る可能性が低いのは仕方ないが、そろそろ新しいスピリット候補が欲しいと思う。

以上の理由から、エルドレインはスピリットの立場を弱くしたと考えている。こんな有様なのでイクサランの新カードに期待するのが当然の流れである。先日イクサランで再録が発表されたカードがあるのだが、それもまた頭を悩ませる原因になっているのだ。


新イクサラン 魂の洞窟再録の影響

正直に言おう。発表直後は「スピリット強化きた!!」と舞い上がってしまった。確かに対青でカウンターを一方的に無効化できるのは魅力的な話である。そして2~3枚採用しようと画策していた。しかし、冷静に考えてみると100%スピリットの強化とは言えないのではないかという疑念が浮上した。私が想像する魂の洞窟の影響は以下の通りだ。

最も強くなるのは人間

魂の洞窟で一番強化されるのはスピリットではないだろう。それは人間であると考える。まず単色故に採用がしやすい。次にクリーチャー以外のカードがスピリットに比べ少ない。さらに言えばかつてのモダン5色人間のようなデッキの選択肢まで取れる可能性がある。

このようにスピリットにはない魅力がたくさん詰まったカードになるだろう。イクサランで他にどんなカードが収録されるかわからないが、間違いなく人間デッキの模索が始まると予想している。

最も弱くなるのは青白コン

魂の洞窟再録被害が一番大きいのはこのデッキだろう。対人間は言うまではないが緑単信心にも採用が可能であることを考えると恐ろしい。クリーチャーがカウンターされないことで絶対勝てないマッチかと問われると違うが、その影響は小さくないだろう。それに我らがスピリットも強化されている。こうなってくると青白コンの吸収3~4枚、2マナカウンター5~6枚みたいな構成は見直する必要があるはずだ。

青白コンも厳しいが…?

このように厳しい立場にいる青白コンだが、このデッキには強力な選択肢が残されている。そう、青白ロータスだ。使用感は大きくことなってくると思うが十分に戦えるだろう。緑単信心のような大ぶりかつパワーのある構成であるため、カウンターに頼ることなく勝ち切ることが可能。不連続性を打消しのように使用することもでき、魂の洞窟からの影響は少ないと思われる。

つまりはスピリットが弱くなる

長々と魂の洞窟がパイオニア環境に与える影響を考察したが言いたいことは題名のとおり。スピリットにとって好ましくない方向にメタが動くと予想される。厳しい試験官をどうにかしないときついマッチアップのため、増えてほしくない相手だ。こう考えると魂の洞窟は自分の強化以上に逆風を呼ぶきっかけに見えてきてしまうのだ。

スピリット、今後の展望

新しいデッキが台頭するものの、トップメタデッキは相変わらず存在し続けるだろう。スピリットは弱くなるがラクドス、緑単信心のデッキが弱くなるわけではない。これらへのガードを維持しつつ新環境で戦っていけるスピリットに調整していく必要だ。ゴバカーンの採用、探訪の不採用という一つのターニングポイントを迎えた直後にまた次のステップを要求してくるハードモードだが11月のファイナルに向けて頑張る所存である。

日々様々なことを模索しているが現在最も有力なアイディアは黒を足すことだ。私はパイオニア設立時にも同じことをやっていたがあの時と土地基盤やメタゲームも違うので可能性はあると考えている。青単に黒を足すのか、青白に黒を足すのか。それすらも定かではないが前に進めそうな気がしている。またいつか明確な結果が出ればここに書き残したいと思う。



最後に

 読んでいただいた方ありがとうございました。最近私が考えていることを書いてみました。いつもの記事とは違う感じになりましたね。できればファイナルもスピリット使いたいのでエスパーorディミーアスピリットの研究を頑張るしかないなーという感じです。イクサランで超強いスピリットが収録されればすべて解決。そんな夢物語を願いつつ毎日悩んでいこう思います。ではまた。

ここから先は

0字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?