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青白スピリット備忘録#6【パイオニア】

割引あり

注意事項

この記事は私のmtgのスピリットに関する事柄を整理し保管するために書く記録である。そのため、蛇足等を多く含むと予想される。また、根拠の多くを自身の経験を頼りにしていること、私の考えの整理が第一の目的であることをご了承いただきたい。以上のことに同意できない場合はブラウザバックを推奨。

*有料記事の設定になっていますがすべて無料で読むことが出来ます



デッキデータ

フォーマット:パイオニア 2019/10/23よりMOに実装

禁止カード *2022/6/7最終改定
2019/11/4
・守護フェリダー/Felidar Guardian
・豊穣の力線/Leyline of Abundance
・(ニッサの誓い/Oath of Nissa 2020/7/13 解禁)
2019/11/12
・夏の帳/Veil of Summer
2019/12/3
・むかしむかし/Once Upon a Time
・死者の原野/Field of the Dead
・密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter
2019/12/16
・王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
・運命のきずな/Nexus of Fate  
2020/8/3
・真実を覆すもの/Inverter of Truth
・隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand
・歩行バリスタ/Walking Ballista
・死の国からの脱出/Underworld Breach
2021/2/15
・欄干のスパイ/Balustrade Spy
・時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler
・地底街の密告人/Undercity Informer
・自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath
・荒野の再生/Wilderness Reclamation
2022/3/6
・夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den
2022/6/7
・軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces
・表現の反復/Expressive Iteration

デッキ名:青白スピリット

デッキリスト *2023/08/19
 クリーチャー/Creatures (27)
  4 霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer
  4 幽体の船乗り/Spectral Sailor
  4 鎖鳴らし/Rattlechains
  4 至高の幻影/Supreme Phantom
  4 鎖霊/Shacklegeist
  4 呪文捕らえ/Spell Queller
  3 厚かましい借り手/Brazen Borrower
 スペル/Spells (10)
  4 高尚な否定/Lofty Denial
  4 ゴバカーンへの侵攻/Invasion of Gobakhan
  2 放浪皇/The Wandering Emperor

 土地/Lands (23)
  4 神聖なる泉/Hallowed Fountain
  4 連門の小道/Hengegate Pathway
  4 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
  4 金属海の沿岸/Seachrome Coast
  1 マナの合流点/Mana Confluence
  1 閑静な中庭/Secluded Courtyard
  1 シェフェトの砂丘/Shefet Dunes
  1 天上都市、大田原/Otawara, Soaring City
  2 島/Island
  1 変わり谷/Mutavault


 サイドボード/Sideboard (15)
  4 ポータブル・ホール/Portable Hole
  4 スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition
  2 救出専門家/Extraction Specialist
  2 未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
  2 霊気の疾風/Aether Gust
  1 放浪皇/The Wandering Emperor


8/19 エリア予選で権利を取得した時

デッキコンセプト

ラクドスミッドに勝てるジャンク型スピリット

デッキの歩み

*今年の4月頃から。ダラダラと書くので興味ない方は読まない推奨

正直2022の夏以降、パイオニアは全然遊んでなかった。フラッシュを選んだ理由がスピリットはラクドスに勝てないから。そのフラッシュで惜しくも成果は残せず意気消沈。しかし、後輩にゴバカーンの侵攻を進められて転機を迎える。

機械兵団の進軍のスポイラーで把握はしていたが、「裏はともかく表が弱すぎるなー」と一蹴した気がする。色々と説得されて「じゃあこいつを4枚入れたデッキでGWの店舗予選出るか」となった。青白のアグロ用の土地もやっと対抗色と同じレベルになったしね。ここまで3年もかかったのか…

問題は執着的探訪との兼ね合いである。まずこいつらは相性がよろしくない。どちらもクリーチャーがないと話しならない類のカードである点だ。しかし、ゴバカーンは、探訪の相方である霊灯の罠は相性がよさそうなのだ。裏面がエンチャントなので、探訪、ゴバカーンを採用すると霊灯を1マナキャストする機会が増えそうだ。

このように当時は色々迷ったが最終的には「今回は店舗予選2回あるし、とりあえずゴバカーン全力に振ってみてから考えるか!」みたいなノリに。それで良くも悪くも綺麗な4枚投入しかないデッキが完成。


店舗予選一発抜けしちゃったよ

なんとこいつが思った以上に強かった。ゴバカーンを全力で生かすため、ゴバカーン以外のカードは全てクリーチャー、変わり谷4枚。もちろん悩んでこのリストにしたが粗削りな段階。しかし、去年あと一歩のところで取得できなかった権利をあっさりゲット。この時ラクドスミッドを2回踏んで勝てたのもあり、完全に方針が固まった。

店舗予選の5月からエリア予選8月までの3か月、このデッキをたたき台に改良を続けて現在にいたる。細かいことは後述で。

 

ラクドスに勝つためには

スピリットの良さを殺さずトップデッキを強くすること。今回はクロックパーミッション戦法よりもジャンク戦法に寄せた。それがハンデス擁するラクドスミッドレンジ倒す方法だと考えている。

従来のスピリットがラクドスを苦手にしている最大の原因は探訪だ。確かに探訪は強力なドローソースであり、霊灯の罠とのコンボは全能感あふれている。しかしこれは完全な手札のときのみ。クリーチャー、探訪、防御用カードの3種類を綺麗に引く必要がある。さらにクリーチャー以外のカードは偏って引くと弱いというリスクもある。探訪以外のドローがないスピリットの手札事情にハンデスは致命的だ。簡単にこの3種類のバランスを崩すことができてしまう。こうなれば望ましいトップデッキも限られる。守るカードがないのに探訪を引く。後引きのカウンター。リスクは膨れ上がっていく。さらに言えば、警戒度が上がった除去デッキの妨害を全ていなして探訪を残すのは非常に困難だ。探訪が着地した後と返しのターンを含めると探訪含めて3アクション取れないといけない。こんな状態でミッドレンジとやり合うなんて無理。これが今までのスピリットだ。

今まではこれがわかってても探訪以上のカードがなかった。打点と妨害(ドローで引き増す)を両立できるカードがなかった。そこでゴバカーンである。

例えば後手2t目を考える。先手の相手の動きは税血の召喚を含めてほとんど除去を構えるという動作になる。今までスピリットが取れる選択肢は召喚、カウンターor鎖鳴らしを構えるの3択だ。クリーチャーの召喚の場合はよくて1:1交換、下手すれば2:1交換もあり得る。カウンター構えの場合、相手にも除去を構えられてお終い。鎖鳴らしを先手3t目エンドに投げるのは相手の2t目をスキップしてマナを倒すことができるかもしれない。しかし、鎖鳴らしは4t目の2アクションでアドバンテージを取りたいカード。3ターン目にマナを倒してまでやりたいこともない。このように後手2t目に有利になる行動はとれない。

しかし、ゴバカーンは違う。相手の2t目をスキップして疑似ハンデスと反撃の種を撒くことができる。この一手が非常に大きい。これは常に言えることだが相手のハンドが見えると呪文捕らえと鎖鳴らしが動かしやすい。唯一アドバンテージを取り、勝利のカギを握る2枚の運用が楽になるのは大きな要因と言える。

あとは必要最低限までカウンターを絞り、放浪皇を入れて対ラクドスを見据えたスピリットの完成である。4マナは重いかと思ったが結局4マナ無いと鎖鳴らしが使いずらいし、伸びることがほとんど。鎖鳴らし以外のアドバンテージとして非常に頼もしいカードである。


探訪について

弱いとは言わないがゴバカーンが出た今、不要と断言できる。確かに最大値は目を引くものがあるが探訪がないと困るマッチアップは存在しない。有利な相手に対してさらに刺さるカードだ。ロータスコンボとか緑単とかね。これに加え探訪はポテンシャルを発揮するには手札のバランスが必須。偏るリスクも抱えてる。逆にゴバカーンはスピリットが苦手にしているカードを悉く対処してくれる上に、常に単品で100%の出力がでる安定感。アブパルや青白コンに至ってはゴバカーンの採用でさらに有利になるだろう。もちろん、裏面の疑似ロードは強力の一言。ゆえにこちらのほうが勝利に大きく寄与していると考えている。3年前から探訪使ってるのにリストラすることになるとは。

その他細かい調整点

2t目青ダブル、3t目白ダブルに耐えうるように土地基盤を調整。変わり谷が大幅に減少。手札のカードを効率よく出せるほうが100倍強い()。

高尚な否定4枚。便利カウンターはないと困ることが多かったので4枚は確保。それ以上は必要なさそう。基本的にクリーチャーが正義。

ポタホ4枚亡霊4枚。アグロに勝つには外せないと判断。それぞれアグロ以外にも需要あり。

放浪皇サイドに1枚。ほしくないマッチアップもあるし、強くもない場合もある。4マナはストレートに伸びないのでかさばる可能性。絶対ほしいマッチ以外はリスク軽減で散らして採用。

メタデッキとの相性

2023年8月のエリア予選を抜けてたアーキタイプをざっくりと

同じ群なら上のほうが相手しやすい(有利)

改めてまとめてみると数が多いアーキに対して有利がついている。現環境に対して非常に立ち位置が良いだろう。今のリストだと青白ロータスはかなりやばい。かなりの数抜けている。先手2t目試験官をどうすることもできない。しかし、先日良いサイドカードを見つけた。活躍に乞うご期待。
*追記 青白ロータスとラクドスサクリファイスについて こいつらは特定のカードを引かれて機能するとめちゃくちゃ不利です。引かれなければ青白ロータスは超絶有利、ラクサクはまあ有利くらいに落ち着きます。


最後に

 読んでいただいた方ありがとうございました。過去の備忘録を読んだのですが、書いてよかったと思えました。一時期離れ気味でしたが、今のデッキが積みかさねでできてるんだなと実感できましたね~。これからも細々と続けると思いますしこれも細々と続けていきたいですね。セットを2個もはさむので環境がどうなるかわかりませんが、初のファイナル、楽しんできます。

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