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2年目雑誌記者の悩み

こんばんわ。僕はもう都民でもアルバイトでもなく、大阪で雑誌記者をやっています。「23歳出版社アルバイト日記」という名前は、2年前のアルバイト時に作ったアカウントだからです。もう今の出版社に入って1年半となりますが、いまだに名前を変えていません。もうそろそろ「新人雑誌記者の日常」にでも変えようかと思います。

記者歴1年半というと、まだまだ記事を書くのは遅いけれど、大体1人で記事を作ることができてくる頃だと思います。大手の雑誌社、新聞社なら同期がいるでしょうから、自分の記事の具合がどれほどか比べることができるでしょう。僕の会社は少数で同期の記者がいないので、自分のレベルが分かりません。多分あんまり良くはないと思います。もっと要領よく書く同い年の記者は山ほどいそうな感じです。

で、今の悩みはというと、記事が貯まっています。取材に行っただけで執筆に取り掛かれていない記事が5つくらい貯まっています。取材が連日になるとこういうケースが起きます。

しかしこれは記事を書くのが早ければ起こらない問題です。そう、僕は1つの記事を書くのにえらく時間がかかってしまうのです。なぜかは分かりませんが、考えている時間に対して文字量が少ないのです。同期がいれば同期の記事を読んで「ああ、俺はここに時間を割きすぎなんだ」と気付けたり、晩飯にでも行って「正直、君の記事はここがちょっと…」みたいな意見交換をできるのでしょう。今の職につくまで考えたこともなかったですが、社内に同期のライバルがいるとモチベーションになりそうです。

それが派生して別の問題。それは、家に帰ってからも記事の続きを書きたいと思ってしまうこと。これは悪いことではないですが、文章というものに完璧はありません。家に帰って仕事の記事を書き始めたら、仕事以外で何も生み出さないまま人生を終えることになります。例えばプルーストを全巻読み終えるとか、noteの公募に何かを書いて応募するとか、そういう可能性を潰してしまいます。だから家に帰ったら仕事はしません。そんなの当たり前という人もいるでしょうし、共感してくれる人もいそうです。テレビのADとか、アトリエ勤務の建築デザイナーとかは「それだよなあ」と言ってくれそうです。

まとめると、仕事の記事の内容にこだわりたいが家では個人の作業に時間を割きたい。しかし記事にこだわる以上、どれだけあっても時間が足りないということ。まあ年数を重ねれれば及第点のクオリティの記事を短時間で作れるようになり、より量をこなす方へシフトしていくのが普通でしょう。しかし、これが僕の性格によるものだとすれば、あまり上達の見込みがないのかもしれないという……

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