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ホンモノの角打ちとは
私が考える最高の角打ちとは、地域の人のたまり場になっている店です。近所の人が集まり、ちょっとしたコミュニティができている店は、飲みに行く価値があります。
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なぜなら、私が酒場や角打ちを選ぶ理由は、その場所が持つ「地域性」にあるからです。
地域性と言っても、アンテナショップが意図的に作り上げた“土地の色”とは異なります。 アンテナショップは、ハイクラスの地酒や地元の珍味を取り揃え、丁寧な接客の店員さんがもてなしてくれる“ちゃんとした”店ではありますが、駅ナカや空港内など便利な場所にあるため、私の求める“角打ち”とは違うのです。
好きな角打ちは、一言で表せば「ホンモノの角打ち」です。概念は人それぞれだと思いますが、私が考えるホンモノの角打ちは下記の通りです。
酒屋さんが店の一画に立ち飲みコーナーを設けている
日常的に使える妥当な価格である
地元の人が仕事帰りに集う店である
地元の酒蔵が造る経済酒(普通酒)をラフに飲ませる
これらの4項目について、より具体的に話していきます。
1,酒屋さんが店の一画に立ち飲みコーナーを設けている
長年にわたり、角打ちはグレーゾーン的な存在として存続してきました。 角打ちは小売業であり、飲食店ではありません。管轄も保健所ではなく、酒と税の関係から税務署が担当します。本来、店内でお酒を提供することは飲食店の行為であり、飲食店営業許可証を持たない酒販店は営業できません。
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