酒場の相性

学生時代に専攻した理系の分野とは全く無関係の「酒」の世界に浸っているので、学友とは疎遠になっていた。

それでも、皆がマジメな道を歩むわけでもなく、酒にハマり、私が文字通り浸っている酒と酒場の世界にやってくる人がときどき居る。（無論、酒が不真面目だと言うつもりはない。ただ、なんとなく酒飲みのほうが肩肘張らずに付き合えるから好き）

元気だった？今何しているの？昔から酒好きだったよね。
そういう基本の会話の次に聞かれるのは、決まって「オススメの居酒屋を教えて」という言葉だ。当然のことだと思う。私も、久しぶりに会った相手が旅行代理店で働いていたら、オススメの渡航先を聞きたい。

自由が丘　金田

毎回、挨拶の延長のように受ける質問なので、もう決まった答えを用意している。「自由が丘 金田」とか「神田司町 みますや」など、広々とした店内で一人飲みも宴会も楽しめる老舗店だ。文化的、歴史的にも語れる内容が多い。
続いてきたということは、【それだけ愛される要素がある】＝【いい店と思われる確率が高い】という考えだ。