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中田敦彦のYouTube大学から、人間の無知について考える(前編)

私は中田敦彦のYouTube大学を以前から視聴していて、好きなチャンネルの一つであります。

中でも一番好きな動画は、メンタリストDaigoとXENOをする動画ですかね。

この動画をみた後、友だちとXENOやりましたけど、全然心理や論理は効果を発揮できず、運ゲーになってしまいました…笑



さて、最近、このYouTubeチャンネルでとりあげる内容に多くの間違いがあるという指摘がTwitter等でたびたび見られるようになりました。

賛否両論いろいろあるようですが、自分の意見を綴っていこうかと思います。


1/16(木)21時からAbemaTVで放送された、AbemaPrime オリラジ中田の動画にデタラメ というニュースを見ました。

私はニュースを見る前に、自分の意見をメモしてからみるようにしているので、まずは見る前の考えについて書いていきます。


ニュースを見る前

まず、発端となったTwitterをみると、中田敦彦のチャンネル自体を否定する人はまずみない。一般人に学ぶことの楽しさ、きっかけを与えているという点は高く評価されていると思う。

問題の焦点は、教育チャンネルを謳っているにも関わらず、誤った情報を公開するのは良くないということだと思う。

前提として、一人ですべてを完璧にすることはできない。

ましてや、多種多様な分野について、専門家並みの知識をつけることには限界がある。

だからこそ、一人ではなく、専門家に協力してもらって、情報の正確さについてチェックしてもらうといいのではと。

ただ、その専門家が正しい情報を持っていることは誰が保証してくれるのだろう。Twitterのフォローワーが多い専門家が正しいのか。論文をたくさん出している専門家が正しいのか。その専門家をどのように見極めたらいいのか。

情報を自分で取捨選択することが難しい環境になったなぁ~と思っていた。


ニュースで印象に残ったこと

・みせ方の問題

YouTube大学は板書をして説明するという授業スタイルであるため、正しい情報を教えてますよと視聴者にはみえている。これがエンタメ系というスタンスをとっており、コメント欄も活用した議論スタイルならここまで問題が発展しなかったのではと。


・間違いをしっかり訂正すればいいだけの話

紙媒体で間違いがあった場合には訂正するのがとても難しい。一方、YouTubeの場合は修正版をアップロードするのがそれほど難しくない。修正版をあげることで視聴者の信頼も回復するのでは。


・間違いの深刻度

語句の読み間違いなど明らかに訂正が必要なものと重箱の隅をつつくようなものなのかの区別をはっきりする必要があるのでは。


・シャーデンフロイデ

人間の性質の一つで、自分が関与せず、他人が不幸に陥ることを喜ぶこと。

今回の件に関しても、中立の立場をとる人も実際にはたくさんいるが、一部のアンチコメントを多くの人はおもしろいと捉えるため、目立ってしまう。Yahooのコメント欄がいい例。


ニュースをみて思ったことは以上。




知ってるつもり無知の科学

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このような炎上をみるたびにこの本のことを思い出します。

現代はインターネットが発達して誰でも簡単にあらゆる情報を入手できる時代になっている。


それにも関わらず、どうしてSNSでの炎上や過ちは消えることがないのか?

むしろ、増えているようにさえ感じてくる。


このことに対して、みなさんは不思議に思いませんか?


本書では人間の脳や思考、行動の特徴を分析し、日常生活で起こっている問題の原因を解説している。そして、どうしたらこの時代に賢く生きていけるのかについて触れている。

この説明だけだとわかりにくいと思うので、一つだけ本に書かれている例を紹介したいと思います。


①あなたはファスナーの仕組みをどれだけ理解しているか七段階評価で答えてください。


この評価の高い低いはあまり本質と関係ないので、正直な自己評価をしてくれればなと思います。





②ファスナーはどのような仕組みで動くのか、できるだけ詳細に説明してください


ファスナー工場に勤めていない限り、答えられる人はいないでしょう…笑
でも、もし子どもにきかれたらどう答えるかイメージしてみてください。


③もう一度、あなたはファスナーの仕組みをどれだけ理解しているか、七段階評価で答えてください


最初に聞かれたときより評価を低くした人は、ぜひこの本を読むことをオススメします!

このように、人は自分の理解度を過大評価する

これが本書の主張の根底をなしていると思います。


「いや、俺は自分のことバカだと思っているし、過大評価するなんて絶対ない」と思った人は、絶対読んだ方がいいです笑


詳しくは後編で。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

何卒。


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