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甘い夜のひとときのことを

甘い夜の思い出なんて
多分
片手で数える程度にしか
味わったことはないはずで、
その対象は誰だとか明言するのは野暮ったいので控えますけど
年甲斐もなく聴いているラブソングから
そう言うことを連想してしまうのは
自然の摂理だし、そんな思い出を大事に
保管している自分を
微笑ましくとも、
いじらしくとも感じますが、
それが果たして何の役に立つのか、
よく分かっていません。
ほとんど、なんの役にも立たないのかなと
やけに冷えた部分で考えたりしています。

甘い思い出に浸るのは、現実逃避の一つでしょう。
それが悪いことだとは思いませんし、
たまにそう言うのを思い出すのはむしろ、
人生の醍醐味なのかもしれません。

死んだら何にもならない、から
後悔のない人生を、とは言いますが
後悔はむしろ人生には必要で、

風邪をひくと健康のありがたみが
わかるのと一緒で、

後悔があるからこそ、
後悔から得られる悔しさとか、
取り戻せない時間の悲しさとか、
切なさとか、
そう言うのを感じるためなんでしょうけど、

だからと言って
たくさんの後悔をした方が良いか、
というとやっぱ少ない方が良いんだろうな、
と仕事で気力を使い果たし、
搾りカスのような思考で、
帰宅の電車に揺られながら考えています。

人間に生まれてこないほうが良かったのでは
ないだろうか。

社会の役に立つために生きている?

自分は、なにかの役に立っているのだろうか

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