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年イチ

今日が七夕っていうの、仕事で何度もカレンダーを見ていたのに思い出すことがなかった。
仕事に集中していると、それくらい、季節に対する意識が向かないんだな、というのを実感した一日でした。

私が物心付いた頃から30年くらい経ってますが、7月7日が晴れた!っていうの、一度もないんじゃなかろうか。

昔は梅雨は6月ってステレオタイプのように言われてましたけど、昨今じゃむしろ7月のほうが梅雨っぽい感じがするし、そういう点からも私達が義務教育で学んできた所謂「季節感」というものは、すでに遠い昔話なのかもしれません。

それとも、もしくは、昔から7月7日はまだ梅雨空が残っていて、だからこそ織姫と彦星の物語が生まれたのかな、と一瞬感じました。
日本人って、そういう、年イチだけどそれすら微妙、くらいの確率の恋物語、好きじゃないっすか。
そういう性癖(?)がみんな実感できているからこそ、いつものように曇り空を身に纏っている7月7日を優しい気持ちで迎えているのかもしれません。

それにしてもさ。

年に一度しか機会を設けていないってさ、彦星、どんだけリスクヘッジできてないんだよ、と思いますよね。
雨だったらどうする、っていう雨前提のオプションを考えておくだけで、雨対策ができたというのに。
って現実的なクソ生々しい話をしましたが、基本的にきれいな恋愛話は好きなので、これからも彦星と織姫を応援しようと思います。

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