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あの頃に思い描いた41歳は

夢を信じて!みたいなスタンスとは真逆に生きていた小学生時代から、多分地味に、平凡に、地道に暮らしていくんだろうなと思っていました。

夢はなんだった?と聞かれると答えに窮するほど、大した夢を持たずに過ごしてきました。強いていうならば、これは明確に覚えているのだけど保育園時代、夢はなに?って言われて、なんだか良く分からなかったけど一番大好きだった友人の岡部たかゆき君が「パイロット」と言っていたので、私も岡部君と同じがいいなと思って「パイロット」と答えたのでした。
それをなぜ覚えているのかと言うと、保育園時代に先生が作ってくれたお誕生日カードが保育園を卒園してからも数年、寝室に飾ってあって、それを寝る前にぼんやりと眺めていたから、頭にこびりついてしまったのでした。

そもそもパイロットなんてなりたいなんて思ってなかったし、あっという間にその夢から離れた自分が思い描いたのは「真面目に働くサラリーマン」でした。

こんなにも夢のない子供がいたのだろうか、と思うほどの地味な少年は、やがて様々な紆余曲折を経て、その夢を達成したように感じます。

子供の頃に描いていた41歳に、私はきっとなぞって生きて行けているような気がして、家族がいて、家があって、子供がいて、仕事があって、

日々、つらいことの繰り返しなように感じますけど、あの頃に描いた平凡な今を、生きているのだろうな、とぼんやり感じますね。

夢ってさ、でっかいのを持つと挫折しちゃうじゃないですか。

大きな夢を持つのも良いとは思うんですけどね。

人それぞれ、好きなサイズの夢を持ったら良いと思うんだよなぁ。

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