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疾走感のある音楽がすき
風になれるから
祈っている。すべての人が暴力に苦しむことがないように、光の道を進めますように。自分を傷つけず、やさしく包まれるように。隣りにいる人を愛せますように。
いつも見るバスの車窓から覗く白木蓮が咲いている。
幾日、幾月をともに過ごしてきた人たちが各々の選んだ道へと歩みを進めます。そのつばさがどれだけ脆く、小さくとも、逞しく生きてほしい。
羽ばたいてゆく彼らに祝福がありますように。
お風呂でお酒をのむと、きらきらひかるの睦月が駄目だよって窘めてくるような気がする。ふわふわとした気持ちと罪悪感と焦燥と。読書は現実に色を重ねてくれる。
言葉がでてこないからといって、思想がないわけではない。沈黙が多くを語ることもある。
一人でいる、静かで、ささやかで、穏やかで、空しく、情けなく、地味で、退屈な、薄闇のような時間が、人と交わったときに光を放つのだと思う。
言葉は紡ぐもの。いくつもの色の糸で編まれていく思想。
この世にはうつくしいものが溢れている。際限なく溢れだす光の原泉。
安寧と平穏がずっとつづいていく幸福な日々が続きますように。
世界で見つけた美しいもの、歓び、輝きを余すことなくすべて、あなたに知らせたい。私の心の一番やわらかいところに触れてほしい。日々が祝福で満ち足りてほしい。
冬の花屋が好き。
夏の花はあかるくて眩しくてざわつくけれど、
冬の花はしずかで眠るように密やかに佇んでいるから好き。
サガンの小説に心の青あざという題がある。滲んだ血は皮膚と重なり合い青黒い染みを残す。そんな染みを情けないような愛おしいような淡い思いで撫でる。薄暗い誰にも悟られたくない孤独な感情を抑え傷ついた心を慰める。誰しも抱え得る痛みは、どれだけ愛しい人のものだとしても代わることはできない。