襲名でのトラブルを避けるために

皆さままだ記憶に残っていますでしょうか?
芸能ニュースなどで話題にのぼっていた落語家の襲名(しゅうめい)問題のこと。今回は落語家の一門や襲名について分かりやすくお話しさせていただこうと思います。

この時に問題になったのは、落語円楽党に所属している
三遊亭好楽師匠が弟子の好の助(二つ目)の真打昇進に当たり、
自分が二つ目時代に名乗っていた林家九蔵(はやしやくぞう)
の名をを継がせようとしたところ、林家正蔵師匠ならびに
正蔵師匠の母親の海老名美どり(故林家三平夫人)さんより
「襲名は不可」との判断が出て、話し合いが持たれましたが
おめでたい事にケチのついた名前をつける事を諦め、元の
好の助の名のまま真打昇進する事に決定したという話。
これに伴いマスコミでは襲名に際して準備した手拭い、扇子
後ろ幕(昇進口上の際に高座に飾る幕)の代金200万円ぐらい
無駄になったではないかと、そしてそれを許さなかった正蔵師匠、海老名香葉子さんの対応に度量が狭いのではないかという
記事が紙面を飾りました。

これをお読みの皆さんはどの様に感じたでしょう?

一般的には入門から17年間名乗った「九蔵」という名前を
使わせてあげたらいいじゃないか、かかったお金も大変だし
好楽、好の助師弟可哀想!と思ってしまうかも知れませんね。

でも、今回のことに関して私は正蔵師匠、先輩(好楽師)に対して
「心を鬼にしてよく言った」と思ったんですね。
そして過去の過ちをきちんと生かしたなと思いました。

ではなぜそう思ったのか、これから先は有料サイトで説明させていただきます。



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