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ゲーム会社に就職するために私がやったこと

私は現在、ゲーム開発の仕事をしていますが、もともと20代半ばまでは、就職もせずにダラダラとニートをしていました。
そんな私がどうやってゲーム開発に仕事として関わることができたのか、経歴を含めて紹介します。
(なお、10年以上前の話なので、時代の違いがあり、再現性はあまりないかもしれません)

■ゲーム会社に就職するまでの流れ

私の場合は、おおよそ以下のような経過をたどっています。

1. HSPでゲーム作りを始める。ダンジョンRPGを作って雑誌に応募したりした
2. ゲームとは関係ない会社に、システムエンジニアとして就職
3. 2年間仕事で色々なプログラムを学びつつも、趣味ではゲームを作り続ける
4. 会社を辞めてゲーム専門学校に入り、C++とDirectXを学んで、3Dゲームを作成
5. 無事(?)にゲーム会社に就職

■プログラムを全然知らないところからスタート

最初はプログラムが全然わからないところからスタートしています。
そのころは、パソコン雑誌の付録としてCD-ROMがついていて、そこには様々なフリーゲームが収録されていました。
そこで出会った「アンディーメンテ」というゲームサークルの作品にとても感銘を受けて、自分でもゲームを作ってみたい、と考えたのが始まりです。

調べたところ、HSPというスクリプト言語が使いやすそうだったので、それを覚えました。そして色々な本やWebサイトを参考にして、2週間かけてダンジョンRPGを作成して、テックウィンという雑誌に応募。佳作賞をもらうことになります。

「これならプログラムを仕事にできるかも……」などと勘違いした結果、システムエンジニア(ゲームとは無関係なプログラマー)として、運よく就職することができました。

■システムエンジニアとして2年間働く

システムエンジニアとして働きつつも、趣味のゲームは作り続けました。また、仕事についていけるように毎月プログラム書籍に数万円費やしたりして、必死でプログラムを覚えようとしていた気がします。
派遣エンジニアでしたが仕事はそれほど忙しくなく、給料もそれなりによかったので、特に不自由もなかったのですが、「ゲームを仕事にしたい」という気持ちが盛り上がってきます。
そうして「ガチれば、ゲームプログラマーになれるかも」などという思い込みが激しくなって、2年間働いた後、勉強に専念したいと考え、会社を辞めました。

■ゲームの専門学校で勉強する

会社を辞めた後は、ためていたお金で専門学校に入りました。
専門学校時代ですが、バイトもしていなかったので、暇を見つけてはゲームプログラムばかりしていた気がします。
学校の授業では、バイナリ解析(BMPの解析と加工)やベクトル・行列など数学、3Dプログラムを学んだりして、知らなかった技術を多く得たことが今も力になっています。
授業のある日は普通に生活していましたが、学校のない日は、朝起きてゲームのプログラムを書き始めては、気がついたら夜になっていたとか、かなり無茶な生活をしていました。

そして、C++とDirectXで3Dゲームを見よう見まねで作り、専門学校に来ていたゲーム会社の求人に応募して、無事ゲーム会社に就職できました。

ゲーム会社に入った直後の思い出ですが、仕事中にアニメを見ていても何も言われないのが、カルチャーショックだった気がします。(もちろん仕事の資料ですけどね)

■ゲーム会社に入るためには

そんなわけで、私の場合は、

1. 最初はスクリプト言語から始めた
2. ゲームと関係ない会社に入りプログラムのスキルを少しずつ伸ばしていった
3. その後、専門学校で勉強した後、ゲーム会社に就職

というルートをたどっています。
ただ、今はUnityが一般的な開発環境であったり、ソーシャルゲームの登場で必要な人材が変化しているので、入りたい職種をよく考えた上で行動するのが良いかもしれません。
なので、こういう例もあるよ、という感じで参考にしてもらえればと思います。

特に、会社を辞めて専門学校に入るのはリスキーですね……。ギリギリ20代だったので運良く就職できた気がします。

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私の記事ではないですが、ネットを調べていたら、Unityを独学で2年間勉強したらゲーム会社に就職できた、という記事がありました。

手探りでUnityを勉強してアプリをいくつかリリースした後、就職できたとのこと。すごい!
今なら、ゲーム会社に就職するには Unity を覚えるのが近道なのかもしれませんね。

■関連する記事

ゲームプログラマーになるために必要なスキルをどうやって取得するのか、ということをまとめた記事です。この記事には書き忘れたのですが、数学や3Dグラフィックス、ネットワークの知識などがあるとさらに良いかと思います。

今の時代であれば、会社に頼らず、個人ゲーム開発者(インディーゲーム開発者)として生計を立てていく方法もあるかもしれません。私は会社人間なので個人で食べていく方法がわかりませんが、あえて個人が会社に入るメリット、入った後で気になってくるデメリットはこういうものだろうな……と思うことをまとめました。

ゲームプログラマーになるためのスキルアップの方法として、こういったシンプルなゲームを作るところから始めてみるのもアリかもしれません。

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