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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/10/17~10/23)

食欲の秋といったこともあり、先週は各社からのプレスリリースも多かったです。一方で、都内の人流を見るとほぼ横ばい。繁華街の歌舞伎町は減少傾向で2月と同レベルの人流。その他の繁華街もレベルとしては2月と同水準ということで、マーケットボリュームは2月(週間ボリューム)同程度と推測できます。(日数が多い分10%くらいは高くなると思われますが)
my voiceの調査でも外食(ランチ・ディナー)の利用頻度が以前のレベルに回復してないことが見られます。特にディナーは高頻度の人たちの割合が減っており、マーケットへの影響が大きいことが伺えます。ぐるなびの年末の忘年会対策レポートも出ていますが、楽観視はしない方がいいでしょう。

・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

【ターミナル駅(15時)】
ターミナル駅(15時)は、品川は微増傾向ですが未だ2020年1月対比で‐47%、その他はほぼ横ばいで推移。

【繁華街(21時)】
繁華街(21時)は新宿だけが6月以降ずっと減少傾向となっており、2月と同程度まで落ち込んでいます。その他のエリアは、ジグザクしながらも横ばいといった感じですが、人流のレベルは同様に2月くらいになっています。

・ぐるなび 忘新年会集客対策セミナーレポート~忘年会への参加意向が昨年から大幅に上昇! コロナ5類移行後、初の忘新年会シーズンに向けて飲食店の売上獲得をサポート~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001301.000001511.html

株式会社ぐるなび(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:杉原章郎 以下、ぐるなび)は、コロナ5類移行後、初となる忘新年会シーズンに向けて飲食店経営者の売上獲得をサポートするため、2023年9月25日(月)に「忘新年会集客対策セミナー」を開催しています。

内容自体は回復が見込まれそうな感じの内容になっていますが、比率での話が主体なので、マーケットボリューム自体の回復とはイコールではないので、注意は必要かもしれませんね。

【アンケート調査やネット予約傾向から読み解く今年の忘新年会シーズンの消費者動向】
ぐるなび会員を対象に実施したアンケート調査によると(※) 、3年ぶりに行動制限等がなかった昨年の忘年会の参加実績は、職場・仕事関係で27.0%、プライベートで47.5%であったのに対し、今年の忘年会の参加意向は、職場・仕事関係で47.1%、プライベートで66.9%と、どちらのシーンでも昨年より大幅に上回る予想となっています。

コロナ前の2019年と2022年のぐるなびネット予約実績をもとに12月に開催する忘年会予約について、受付月ごとに予算単価を算出したところ、昨年は5000円以上の予算の割合が増加。また、10月に受け付けた12月の忘年会予約は高単価の割合が高いため、早期の販促開始により高単価のコース予約獲得を狙えることがうかがえます。

ぐるなび会員を対象に、今年の忘年会の所要時間について尋ねると、今年の忘年会は昨年と比較して2時間以内の開催となる短時間宴会が減少傾向となり、長時間での開催需要が高まっている結果となりました。職場では2時間程度、プライベートでは2~3時間程度の要望が多くなっています。

・「外食チェーン」値上げで客が離れる店・離れない店の大きな違い

https://news.yahoo.co.jp/articles/f483b69937765b4e5dee96970c4ee7c1e4074600

客数も前年比では増加しているものの、値上げの影響もあってコロナ前(2019年)との比較では、元には戻っていない企業も少なくないようだ。フードコートでおなじみの長崎ちゃんぽん店を主力業態とするリンガーハットの客数が「コロナ前に戻らない」という報道もあった。その背景には何があるのか深掘りしてみよう。といった内容の記事です。


・【市場調査会社ミンテル】Hi Japan 2023(食品開発展)にて、世界と日本のZ世代を比較し「Z世代向け食品・飲料」の製品開発・マーケティング手法について講演

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000072766.html

大手市場調査会社「Mintel Group」の日本法人「株式会社Mintel Japan」のミンテル フード&ドリンク ディレクターである、ジョニー・フォーサイス氏が「『食』から見える世界のZ世代- ご褒美おやつからサステナブル意識まで」と題したプレゼンテーションを行いました。
詳しい資料プレゼンテーション資料のダウンロードはこちら:https://japan.mintel.com/genz-eating-habits-comparison

取り上げたトピック
■Z世代とサステナビリティ
日本では18~24歳の35%が倫理的な労働環境を最も重視していますが(55歳以上の成人では15%)、非倫理的な労働環境が批判されているファストファッションブランドSHEINはZ世代を中心に人気を獲得し、世界での売上高は、300億ドル(2023年10月現在:日本円にして約4.5兆円)に達しました。これは、2022年に93%成長した計算になります。また、ミンテルの行ったサステナビリティに関する調査からも、同じようにZ世代は掲げている価値と実際の行動に差があることが分かります。」

■ Z世代にとっての健康とご褒美
Z世代が「健康的な生活が根付いた時代」を生きていることに言及し、飲めるがあえて飲まない「ソバーキュリアス」な若者が増え、世界規模で減少する若者の喫煙習慣に触れつつも、彼らが実態としては、「健康でありたいと望みながらもうまく実現できていない」ことをミンテル独自の消費者調査を基に示しました。

■ Z世代にとっての間食と食事
最後のセクションでは、Z世代にとって間食は食事を妨げるものではなく、間食も「食事」であるとし、時間帯ごとに変化する間食のニーズについて説明しました。

・CCCマーケティング総研、2023年8月の「産業動向レポート」「産業天気予報」を発表 ~再拡大に向かうパブ・居酒屋市場~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000979.000000983.html

「CCCマーケティング総合研究所」は、2023年8月の「産業動向レポート」および「産業天気予報」を発表しています。

■再拡大に向かうパブ・居酒屋市場
※8月のレポートです。
 外食市場はコロナ禍の影響から徐々に回復しつつあるが、個人店や小規模店は支援停止後に資金難に直面。パブ・居酒屋業態では個人店のシェアが減り、チェーン店が伸長。コロナ後のトレンドは和風居酒屋から洋風ダイニングへシフトし、特に「ちょい飲み」需要が高まっている。一方、「センベロ」業態は人材圧縮の解決策として急成長中。居酒屋業態は宴会減少と材料費の上昇に苦しむ中、アルコール需要は回復しており、立地や食の需要の変化を捉えることが大きな課題となっています。

・【外食(昼食)に関する調査】直近1年間に昼食を外食した人は8割強、2021年調査より増加。1回あたりの支出額は「800~1,000円未満」がボリュームゾーン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001378.000007815.html

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■直近1年間に昼食を外食した人は8割強、2021年調査より増加。1回あたりの支出額は「800~1,000円未満」がボリュームゾーン

■昼食を外食する人の店舗選定時の重視点は、「料理の味」「価格」が6割前後、「店へのアクセス」「メニューの内容」が各4割強

コロナ禍に比べると頻度は回復してきていますが、コロナ前のレベルにはまだ戻ってきていなく、月数回程度利用する層が5%くらい落ち込んでいるのが影響している感じです。

・【外食(夕食)に関する調査】直近1年間に夕食を外食した人は8割弱、2021年調査より増加。1回あたりの支出額は「2,000~3,000円未満」がボリュームゾーン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001379.000007815.html

<< TOPICS >>

■直近1年間に夕食を外食した人は8割弱、2021年調査より増加。1回あたりの支出額は「2,000~3,000円未満」がボリュームゾーン

■夕食を外食する人のうち、「休日の夜」に外食する人が4割強、「外出のついで」「平日の夜」が各3割強

先ほどのランチに比べるとディナーは週1回程度、月に数回程度、月に1回程度あたりの頻度の高いゾーンが全体的に回復していないことが分かります。マーケットの回復は、まだまだということが分かります。

・全国展開してほしい「ローカルチェーン店」を調査。1位は551蓬莱(大阪) に決定。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000006308.html

株式会社CMサイトが企画編集する、「ちょっと気になる」を調べたランキングサイト『ランキングー!』は、『全国展開してほしい!ローカルチェーン店人気ランキング』の結果を、投票者のコメント付きで紹介する記事として公開しています。

◆全国展開してほしい!ローカルチェーン店人気ランキング概要

・5類移行後、飲食店のインバウンド対策状況は?ベジタリアン・ヴィーガン対応は1割未満
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000575.000001049.html

株式会社シンクロ・フードは、飲食店ドットコム会員を対象に、飲食店におけるインバウンドの状況についてアンケート調査を実施しています。

【調査結果について】
2023年5月以降、58.9%の飲食店にインバウンド顧客が来店

インバウンド顧客が「来店した」と回答とした方に、海外からのお客様がどのメディアで貴店を見つけ、来店しているかを尋ねたところ、半数以上の店舗が「何のメディアを見ているかわからない」と回答。一方で、メディアを把握している店舗の回答を見ると、「Instagram(14.7%)」や、「トリップアドバイザー(9.2%)」のほか、「その他(18.8%)」の意見として、「Google」などを挙げる声が目立ちました。

・【ぐるなびリサーチ部】秋に食べたい食に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001302.000001511.html

株式会社ぐるなびは、ぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として定期的に情報を発信しています。今回は”秋に食べたい食”について調査しました。詳細は以下の通りです。

【調査結果ポイント】
・食に関して一番楽しみな季節は、半数近くの人が「秋」と回答。
・秋に食べたい食材は「秋刀魚」「栗」「梨」がTOP3、外食では「牡蠣」「秋刀魚」「松茸」が人気。
・外食したい理由は「外食ならではの料理を楽しみたい」が7割でトップに。次いで「専門店の味わいが楽しめる」と「旅先で楽しみたい」が4割程度。
・外食時の値上がりの許容価格は「~1割」と「~2割」で全体の7割。
・外食に行きたい業態は「寿司」「その他和食」「蕎麦、うどん」がTOP3。 30代女性では「カフェ、スイーツ」、50代女性では「イタリアン、フレンチ」がそれぞれ1位。
・昨年と比べた外食の回数は「増えそう」が3割弱、「変わらない」が6割強、「減りそう」が1割。

・コロナ前と比べて売り上げが伸びた飲食店のうち、50%以上伸びた飲食店は約3割。コロナ禍を経て成功した飲食店と失敗した飲食店の違いとは!?
一方でコロナ前と比べて売り上げが減った飲食店のうち、50%以上減ったという飲食店は4割以上という結果に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000045707.html

株式会社ムジャキフーズは「コロナ前後で売り上げが伸びた飲食店と減った飲食店の違い」について調査しました。

コロナ禍における飲食店の経営状態
はじめに、コロナ前後で売り上げが伸びた飲食店経営者とコロナ前後で売り上げが減った飲食店経営者の双方に、コロナ禍の経営状態を伺いました。


コロナ後に売り上げはどのくらい伸びた?その要因は?
コロナ禍は苦しい飲食店経営を強いられたところが多いことが分かりました。
ここからはコロナ前と比べて売り上げが伸びた飲食店と、減った飲食店にそれぞれ聞いていきたいと思います。

コロナ後に売り上げが下がった経営者はどんなことで後悔している?
次に、コロナ前と比べて売り上げが減少した飲食店の経営者に、どのくらい売り上げが減ったのか伺いました。

安定した経営や売り上げに必要なものとは?
ここまでの調査で、同じ取り組みをしていても、売り上げが伸びた飲食店と減った飲食店があることが明らかになりました。

最後に、再度双方に安定した経営や売り上げを伸ばすために必要だと思うことを伺いました。

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