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飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(11/3~11/9)

「なかなかニュースをチェックする時間がない」といった忙しい飲食店の方に向けて、私の方で気になったものをピックアップ、コメントを付けてまとめています。
 ・外食のマーケット変化を示すようなニュース
 ・集客(販促)に関連するニュース
 ・最近のトレンド商品に関するニュース
といった視点で選んでいます。

先週は、GoToEatキャンペーンでの予約増加が顕著に出てきていることもあり、プレスリリース関連の記事は各社のGoToEatキャンペーンの告知がかなり多かったです。ちょっと面白いなと思ったのは、GoToTravelキャンペーンの方ですが、京都のハードロックカフェがタクシー送迎付きのプランを出していました。観光地のお店はこういったプランを考えてみるのもいいかもしれません。

・ハードロックカフェ 京都<Go Toトラベルキャンペーン対象>タクシー送迎付き お食事プラン販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000816.000018232.html

・【エビソル飲食店予約推移・10月度(10/5〜11/1)】Go To Eat キャンペーン開始から1ヶ月、予約総数は9月比1.7倍と飲食店利用の機運が高まる
〜客数に加え気軽に一人で飲食店を楽しむ“おひとり様需要”など新たな消費傾向も〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000011690.html
エビソルから先月に引き続き、予約状況の集計が発表されました。詳細は上記リンク先をご確認ください。調査サマリに関しては下記に記載しております。全体としては好調に推移していますが、やはり東京で見てみると全体で昨対128%(予約数)と他エリアに比べ低くなっています。また、予約数なので実際の予約人数では恐らく組人数が減っているはずなので、こちらで出ている数値よりも低くなっていると思います。また、ここのデータでは語られていませんが、業種ごとでのバラツキも出ています。特にオフィス街の居酒屋系はネット予約は昨対を越えていますが、電話予約が減少し、トータルでは昨年を下回っているお店が珍しくありません。

【調査サマリ(予約数)】
<全国(10月26日週)>対前年比147%(前週比+21%)
<大阪(10月26日週)>対前年比183%(前週比+26%)
<東京(10月26日週)>対前年比128%(前週比+11%)
●Go To Eat キャンペーン開始から1ヶ月が経過し、飲食店の予約数は全国、大阪、東京でいずれも2020年において月あたりで最も多い数字となり、10月の予約総数は9月比1.7倍に増加。Go To Eat キャンペーンの成果が明確に。

●10月における飲食店の予約方法は、グルメサイトが9月比3.9倍、電話予約が1.2倍へと増加。ネット予約が電話予約を予約比率で逆転し、なかでも当日のネット予約が9月比3.5倍と拡大。飲食店利用の機運が高まる。

●Go To Eat キャンペーン開始後の予約数の変化では、5つのグルメサイトを契約している店舗が最も増加。6サイト以降は予約数が横ばいになっているものの、複数のグルメサイトへの掲載が予約増加に寄与。

●Go To Eat キャンペーンの影響も受け、一人で気軽に飲食店を楽しむ“おひとり様需要”による利用が増加。新たな消費傾向が明らかに。

・ぐるなびネット予約利用動向レポート 「Go To Eatキャンペーン」効果で予約は前年同月比3.0倍に!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001024.000001511.html
 エビソルにつづき、ぐるなびのネット予約集計データです。
エビソルのところで、書きましたがぐるなびでの組人数の減少は2.4人。と昨年対比で57%と大幅減少。ネット予約数は3倍ですが、組人数が57%ということは、人数ベースでは昨対171%くらいになっているようです。
※ただし、こちらは電話予約数の減少については触れられていないので、トータルでの予約人数ベースでは、もっと少なくなっています。単純にぐるなびの収益源となるネットからの送客費用(一人当たり送客費用200円)が1.7倍になったという話で、肝心の店舗の売上が1.7倍にはなっていないのが個人的には腹立たしいです。
※下記に一部データ張り付けています。詳細はリンク先をご覧ください。

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・「FOODIT TOKYO 2020」開催。「飲食DX」でウィズコロナ時代を生き抜く
https://www.inshokuten.com/foodist/article/5928/
『外食のIT化』は最近よく聞く言葉ですが、「飲食DX」といった言葉はまだ耳慣れないかと思います。DXとはデジタルトランスフォーメーションの事で、アナログベースの事業をデジタルベースの経営に移行することを指します。ちょっと興味のある方は、リンク先の記事を読んでみるといいでしょう。

・【限定公開】日本ワイン仕込み風景の現地取材ムービー至極のワインと国産チーズがお手元に届く「ヴィラデストワイナリーオンラインイベント」11月21日(土)開催(日・英対応)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000060967.html
 物販にはなってしまいますが、事前購入型のオンラインイベント配信付き通販といったスタイルです。購入自体は事前に行うのですが、オンラインイベント配信当日は手に届いた商品を楽しみながら、バックストーリーを聞けるといいた形です。生産者の方と直接コミュニケーションがとれるスタイルは面白いなぁと思います。今後こういった形で、ワイン工場見学を現地に行かなくても楽しめるといったものも浸透していくのかもしれませんね。3Dカメラとかで自分でみたい方向とかも見れたりしたら、面白そうですね。

・出前館、加盟店舗数40,000店舗突破!
~半年で配達員数は2倍以上、より良い配達品質を追求し、差別化を図る~

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000208.000029254.html
 順調に加盟店数と配達員数は増えているようですが、実際、都心部での配達時間を見ると自社配送を持っていないお店は1時間近くかかることが、多く加盟したけど注文が全然入らないといった声をよく聞きます。GoToEatキャンペーンでイートイン需要が伸びてくると、デリバリーへ力を入れなくなる店舗が増え、加盟店減少が予想されますのでその時にバランスがとれるのか?がちょっと懸念されます。せっかく確保した配達員さんも注文が入らず稼げなければ、他に流れてしまいますし、そうなると負のスパイラルに落ちそうな気もしています。

・【職場の忘年会調査】参加するなら70%がオンラインより対面希望。約80%が今年は「10人以下が適切」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000015560.html
 今年の忘年会を予測するのに参考となるデータを公開しています。いくつかトピックを下記に貼っておきます。

 ・昨年は71.9%が11人以上で忘年会開催も、今年は77.9%が10人以下での開催が適切と回答↓↓↓↓↓

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 ・昨年は92.1%が飲食店で実施した忘年会。今年は適切と考える開催場所として約3人に1人が「飲食店の屋外スペースやテラス」「貸切レンタルスペース」を選択↓↓↓↓↓↓

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上記以外にもデータ公開していますので、確認したい方はリンク先へ。
(ただし、貸しスペース会社が提供しているデータなので、バイアスかかっている可能性あるので、そこは注意)

・DiDi Foodが超お得な「100円ハンバーガーキャンペーン」を開催
~FRESHNESS BURGER、Burger Kingなどあの人気のバーガー店が対象!~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000059256.html
 現状大阪での展開に力を入れているDiDi Foodがブランド認知&一度利用してもらう為にかなりインパクトのあるキャンペーンを展開しています。FRESHNESS BURGERやBurger Kingなどハンバーガーメニューを扱う大手チェーンを対象に、100円でハンバーガーを食べられる「100円ハンバーガーキャンペーン」を実施しています。もちろん店舗や時間帯&数量限定ではあります。

・フードテックを駆使し日本発世界ブランドを目指すテイクアウト専門プチグルメバーガーショップ「ブルースターバーガー」 2020.11.10(TUE) 中目黒店OPEN
~新鮮でおいしい手作りハンバーガーを、いつでも手ごろな価格で~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000034691.html
 先週もこちらで取り上げたダイニングイノベーションさんの新業態のハンバーガーショップの詳細が発表されました。個人的には非常に興味津々です。

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