見出し画像

飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2022/7/26~8/1)

 7月に入ってからは感染者数増大の影響もあり、都内では人流が減少し続けています。旅行に関してはキャンセル料の問題もあり、今のところは落ち込みが出ていないようですが、外食においては多人数の予約のキャンセルもでており、需要が落ち込んできています。人の集まる場所へは行かないが、家に閉じこもっているといった事でもないので、デリバリーが伸びているといった事もないです。恐らくコンビニやスーパー、ファーストフード系、テイクアウトへ需要は流れてしまったのではないかと思います。8月も旅行需要は、昨年を上回っていくようですので、人の流れは昨年と変わっていきそうです。

・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
 ※8/1時点での更新がされておりませんでしたので、7/25発表のものを添付します。恐らく次の記事にありますが、先々週同様落ち込んだままのことが予想されます。

・感染拡大で飲食店の客足さらに減少 大人数では「まん延防止」期間と同水準に
https://news.yahoo.co.jp/articles/19cdee2777614680484a3b04f6e8db553ec7f725

 飲食店向けの予約管理サービスを手掛ける「トレタ」によりますと、7月25日から31日の全国の来店客数は一週間前の87.2%でした。利用人数別で見ると、3人以上で落ち込みが大きく、11人以上では、3月上旬の「まん延防止等重点措置」の期間と同じ水準にまでなっているようです。

丸亀製麺、スシロー、サイゼリヤ 最も女性客の支持を集めたブランドとそのワケとは
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2207/28/news031.html

 3ブランドに共通する強さや強さを支える顧客は誰か?といった事や各社の戦略を比較しています。詳しくはリンク先に。

・インターペーパー調べ 2022年上半期 通販・お取り寄せ 人気ランキング!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000096845.html

 株式会社インターカラーが2022年上半期に「インターペーパー」を利用し販売された383商品に対するお問合せ電話件数を集計し、「2022年上半期 通販・お取り寄せ 人気ランキング」を作成して、発表しています。

<まとめ>
・2021年から引き続き、果物(柑橘類やりんご)や甘味(チップスや葛もち、かりんとう)、麺類(ラーメンや味噌煮込みうどん)といった商品が上位に並び、トップ20のほぼ全てを食品が占めました。

・上半期の特徴として「新茶ゆめいぶき<予約><販売開始>」(10位)、「新茶(5月~)」(12位)と、新茶が2商品ランクインしました。
旬のある商品は、旬の時期に大きくお問合せ件数を伸ばしています。

・食品がトップ20のほぼすべてを占める中、食品以外では唯一「やさしい終活保険」が4位にランクインしました。「やさしい終活保険」は、1月~6月の間、問合せ件数が突出して多い月はなかったものの、全ての月でコンスタントに問合せがあり、4位にランクインしました。

・「食品」における研究開発/資金調達/特許の急成長分野は「フードコンピューティング」! キーワード分析で見えてきた「食のDX」の2つの方向性
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000248.000007141.html

アスタミューゼ株式会社が、「食品・飲料」分野について自社のイノベーションデータベースを用いた解析を行ったところ、その中で「フードコンピューティング」に関する技術が特出して伸びていることが判明しました。その結果と技術動向、事例についてご報告しています。

美味しさのデジタル化とDXのふたつの方向性
(1)美味しい食品を作る

  研究の方向性:美味しさを教師データとしてモデリングし、製造方法に活用大量のデータ官能評価およびその代替手法(機器分析、SNS等)
(2)バーチャルな美味しさを作る
 研究の方向性:美味しさを感じる生理的メカニズムを利用し、擬似的な美味しさを感じさせる精密なメカニズム(脳波、脳血流、筋電位、神経伝達)



・ブルースターバーガーが中目黒店も閉店で完全撤退

https://nakamedia.jp/bluestarburger-close/

 新しいビジネスモデルとして、着目していましたが様々な要因で完全撤退となってしまったようです。

・USEN-NEXT、バーチャルレストランを子会社化。デリバリー参入。
https://www.foodrink.co.jp/news/2022/07/2873152.php

 BGMの株式会社USEN-NEXT HOLDINGSが、フードデリバリーサービス市場への参入を目的として、株式会社バーチャルレストランを8月31日付で完全子会社化するとのこと。

食べ歩きスタイルの韓国風ファストフードをキッチンカーでテイクアウト! 「Raku Kitchen 安楽亭1号店」が7月27日(水)に宮前平店前(神奈川)にオープン
https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1428006.html

「Raku Kitchen」で販売するファストフード各種は、キッチンカーでの移動販売のほか、注文をオンラインで受けて安楽亭グループ各店舗でテイクアウトできるサービスの展開などを視野に入れているらしい。イートイン以外での売上ルートの拡大といったところでのトライアルといった感じでしょう。


・カカクコム、デジタルガレージおよび東芝テックの3社で、飲食・小売業界のDX推進に向けた基本合意書を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000871.000001455.html

 カカクコム、デジタルガレージおよび東芝テックの3社で、飲食・小売業界のDX推進に向けた基本合意書を締結したようです。食べログも既存事業の落ち込みを予想して、ぐるなび同様にレジや決済系まわりでのサポートを広げようとしているようです。

・飲食店の開業準備支援モバイルアプリ 『ジュンビー』 全国版リリース!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000061723.html

勘に頼らない出店場所選び!データ×人工知能がサポートしてくれるサービスです。出店までの色々なサポートが受けられるみたいですね。最終的なハードルは恐らく希望の物件が見つ(出てこない)といったことになると思いますが、このあたりの妥協点をどう判断していくか?がポイントとなるでしょう。

・【食生活と糖質に関する意識調査】約7割近くが「糖質」の摂りすぎを気にするも、3人に1人は具体的な対策せず「適正糖質」への正しい理解で、半数以上が「実践してみたい」と回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000300.000001124.html

 江崎グリコ株式会社は、全国の20~60代400名を対象に、『食生活と糖質に関する意識調査』を実施しています。商品開発の参考までに。

=『食生活と糖質に関する意識調査』 主なトピックス=
■「糖質の摂りすぎ」は気にしていても、3人に1人は具体的な対策せず。「糖質量」理解にはギャップが存在。
■「我慢が伴いそう」「面倒くさそう」「続けにくそう」といったイメージがある「適正糖質」だが、
 正しく意味を理解すると、半数以上が「今後はやってみたい」と回答。
■4割超が「低糖質食品」に対して「価格が高い」「おいしくない」というイメージ。
 直近3か月以内に「低糖質食品」を購入した人は3割程度。
■「適正糖質」の食品、「味のおいしさ」を重視する人は8割超。「主食」や「間食やデザート」にニーズあり。

・【ぐるなびリサーチ部】帰省に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001167.000001511.html

ぐるなびが帰省について調査しています。今年は帰省する人が増えるようですので、エリアによって昨年とはマーケットに変化が出てきそうです。

【調査結果ポイント】
・自身が帰省する人は27%、子供などが帰省してくる人は6%。3人に1人は帰省に関連する予定あり。
・感染拡大の影響による帰省見送りは、過去2年は40%以上だったが、今年は3割以上減って11%に。
帰省の理由は「親が待っている」「親に会いたい」「毎年帰省している」がTOP3。
帰省中の予定は「のんびりする」が最多。「墓参り」「親戚に合う」に次いで「外食」が4位。
・帰省したらしたい/させたい食事は、手作りの料理が58%、外食が53%、中食は29%。

・セーフィー、飲食店の省人化に向け、塚田農場での実証実験結果を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000017641.html

 セーフィー株式会社(は、株式会社エー・ピーホールディングス(の協力のもと、飲食店での省人化に寄与すべく「宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店」で実証実験を実施し、その実証実験の結果を発表しています。
店舗では混雑時でも提供する料理の品質をスタッフの目視で確認していたようですが今回、EAGLYSが提供するAI画像解析システムで代替することでの効率化できないか?といった実験のようです。

■実証実験の結果
【1】料理の提供フローにおける状況を可視化、改善ポイントを把握
【2】提供フローの状況を遠隔からリアルタイムに確認・指示出しが可能に

【3】混雑時における料理の提供状況や盛り付け方を「第三の目」で把握

 メニューの規格がきっちり決まっているようなチェーン店では品質管理の向上に役立ちそうですね。


・店舗で働く全ての人が本来業務に専念できる環境の実現に向け、店舗トラブル解決アプリ「Qナビ」の導入店舗数が全国18,000件を突破
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000032365.html


 全国18,000件を超える店舗の定期・緊急メンテナンス業務をQナビで一元管理し、労働環境の改善を支援するサービスです。店舗では意外とこまごましたトラブルがおきますので、その対応工数改善のアプリのようです。

・menuデリバリー配達料無料特典をおためしできるチャンス!7日間無料トライアル「おためし配達料無料」をスタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000046860.html

menu株式会社は、7月28日(木)から「何度でも配達料無料」を7日間無料トライアルできる「おためし配達料無料」をスタートするようです。auスマートパスプレミアムの特典のひとつとして、「menu」のデリバリー注文額や回数に関係なく、少額から何度でも配達料無料でご利用できるサービスを提供しています。より認知を広げていくためのキャンペーンといった位置づけですね。KDDIとの資本提携したことにより、そことの相乗効果といった施策でしょう。客観的に見てかなり厳しい状況だと思いますが、これで少しは状況は変わるでしょうか?

・飲食店のDX化に関する調査 式会社ぐるなび
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001166.000001511.html

 76%の飲食店が店舗運営のデジタル化を進めることは必要と考えている 今後の導入・利用意向は「モバイルオーダーシステム」が最多

【調査結果ポイント】
・76.0%が店舗運営のデジタル化を進めることは必要と回答。
・現在最も導入・利用されている分野は「ネット予約システム」で71.2%、今後の導入・利用意向は「モバイルオーダーシステム」が38.7%で最多。
・モバイルオーダーシステムをすでに導入・利用しているお店が実感しているメリットは、「注文以外の業務に集中できる」が43.8%で最多。今後導入・利用する意向があるお店が期待するメリットでは「フロアの人手を減らせる」が38.8%で最多。


・おもてなしデリバリー「Wolt (ウォルト)」 福岡エリアでQコマース(食料品や日用品の即時配達)を拡大!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000051508.html

Wolt Japan株式会社では、福岡エリアにおけるQコマース(食料品や日用品の即時配達サービス)をさらに強化しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?