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飲食店マーケティングの為の『フードデリバリー系ニュースまとめ』(2022/1/1~1/31)

イートインの需要が回復してきたと思えば、また、オミクロンのせいで人出も減少、営業時間も短縮となり、イートインの売上減少が続いています。その分、テイクアウト・デリバリーの需要は復調してきていますが以前ほどのレベルになっていない状況です。デリバリーやテイクアウトはスポットで売上カバー策から通常時でも収益の一つへとシフトしてきていると感じています。以前は、ほぼ全員が新規参入でしたので差がつきづらかったですが、現状のように競合が増えてくると、普段からキチンと営業を行っておかないと媒体内での上位表示もされなくなり、売上もたたないといった状況となるでしょう。
 また、変化の激しい環境の中では顧客の囲い込みの重要性も高まっています。これまでの食べログやぐるなびといった集客ツールのパワーが弱まり、SNS等のダイレクトで顧客とつながる仕組みつくりも意識していく必要があるでしょう。

1.一般ニュース

・デリバリー比較注文アプリ「done!」を提供するいえメシ、「フードデリバリーカオスマップ2022年度版」を公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000082999.html

 フードデリバリーを横断検索して注文できるデリバリー比較注文アプリ「done!」がフードデリバリーカオスマップを発表しています。参考のために。

・ハイブリッド型のニュースタイルフードコート【HUB KITCHEN】大阪本町エリアに2022.1/14(Fri)GRANDOPEN。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000092806.html

 イートインスペースを設けたクラウドキッチンといった感じですね。なかなかクラウドだけで事業モデルが成り立つことが難しいので、こういったイートインとの平行型の方が個人的には普及していくかと思います。

・エニキャリがお届け、話題の飲食店ECサイト「eEAT」に配達代行サービス追加 ~システム連携により手軽なデリバリー運用を実現~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000056779.html

 配達代行のサービスです。まだまだ、代行依頼するにも注文単価の低い業態にとっては配送費が重い状況ですので、さらに競争も進み、効率化が進んでいくといいのですが。。まだ少し時間がかかりそうですね。

・密着「ローソン」が出来たて弁当でデリバリー市場参入!その舞台裏:ガイアの夜明け
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2022/025355.html

 ローソンがデリバリー市場へ参入トライアラルを始めています。


・フードデリバリーの配達員のバッグを利用する今までになかった広告サービス「アトラクトスポンサー」リリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000091202.html

 配達員のバッグを使っての広告サービスのようです。配達員さんの収益のサポートにもなるといいですね。

・世界中で労働紛争を巻き起こす「ウーバー」、破壊的モデルの行く末
https://news.yahoo.co.jp/articles/57d50545ed85d8c02e150de86a464d5f57537c09

ギグワーカーが「労働者」なのか、「個人事業主」なのか、という紛争が世界中で起きています。今後のモデルに影響する部分でもあるので注目です。

2.フードデリバリーアプリ関連

①Uber Eats

・Uber Eatsがブラジルから撤退、世界的に不採算事業を閉鎖する流れか
https://gigazine.net/news/20220111-uber-eats-stop-restaurant-delivery-brazil/

 世界の各エリアでの統廃合が進んでいますね。すでに既存のデリバリーサービス「iFood」が80%のシェアをとっているようで、ブラジルではCornershopによる配達と、食品以外を配達する「Uber Direct」に集中するようです。Qコマースも今後どうような競争が行われるのでしょう。


②出前館

瞬間風速は年収1000万? 出前館の配達に異変 報酬3倍の時間帯も
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/28/news121.html

 1月は出前館が、かなりインセンティブを奮発していた実態が見えますね。今後も継続的に配達員を確保できるのか?が課題になりそうですね。

・弁護士ドットコムが出前館と業務提携。配達員向けの福利厚生として、税理士ドットコムによる税務相談サービスを提供
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000044347.html

・Zホールディングスグループ、食料品や日用品のクイックコマースを本格展開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000297.000029254.html

 ZHDグループは、2022年度中に「Yahoo!マート」を都内23区全エリアに加え他の一部エリアへも拡大し、数十店舗規模の出店を目指します。2023年度以降もさらなるエリアの拡大を検討していくとのこと。出前館もこのクイックコマースに協力していくようです。

・出前館、ヒカキン起用の超大型キャンペーンで「注文数2倍以上」に。ただしコスト増で営業赤字は拡大
https://www.businessinsider.jp/post-249341

 別のニュースでも取り上げましたが、報酬を上げることによって配達員を大幅に集めらています。キャンペーン期間を一部含む2021年9月~11月で、配達員は前年同期に対し547%になったらしいですが、固定化するかは別問題かと思います。利用者においても恐らく割引の大きいときしか使わないような層が多く、店舗から見た時にはもしかすると魅力がかける面もあるかもしれません。ただ、デリバリーの日常利用を促進しマーケットを広げるといったことにはかなり貢献してくれているのではないかと思います。

③Wolt

・おもてなしデリバリー「Wolt (ウォルト)」配達専用スーパー「Wolt Market」を1月27日(木)函館にオープン!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000051508.html


④Foodpanda

 残念ながら日本でのサービスは1月で一旦終了となっています。 

⑤DiDi Food

・「DiDi Food」が静岡でサービス開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000059256.html

・「DiDi Food」が奈良での展開エリアを拡大 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000059256.html

⑥DoorDash

・foodpandaは撤退、再編進むフードデリバリーに挑むDoorDashの勝ち筋とは?
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220119-2251333/3

 記事を読むと急拡大を狙うというよりもしっかりと勝ち筋を見つけている段階といった感じでしょうか。woltとの統合や棲み分けについてはまだ、決まっていない感じです。

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