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2022年11月の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

 大分、人出が回復してきていると感じますが、データで見ると都内の繁華街はまだ、-20%レベル(2020年1月対比)。年末に向けてもう少し回復してくると思いますが、22時以降をみていると以前のレベルまで戻るのは、すぐには難しいと感じています。特にコロナ禍でオフィス移転をしてしまった物件の空きが埋まっていないエリアはまだ、しばらく時間がかかりそうです。
 集客の面では、グルメ媒体は以前のトレンドに戻ってきていますが、そもそも減少していたこともあり、効果は以前ほどではなくなってきています。googleビジネスプロフィールやSNSなど認知媒体の多様化が起きていますので、それらからの予約までのシームレスな流れを作ることも重要度は上がってきています。

◎まとめ

【11月の東京ターミナル駅と繁華街の人出(12/5まで)】

【ターミナル駅(15時】】

・新宿、渋谷は横ばい、立川、東京、品川は緩やかに回復
・現状の推移をみると以前のレベルに戻るのは難しそう。オフィス街はオフィスビル自体の入居者数が戻らないと厳しそう。

【繁華街(21時)】

・ジグザグしながらも回復基調
・新宿は回復の度合いが弱い。繁華街以外への人出の分散や飲み需要の減少の影響は出ていそう。

【業態系ワード】

【コロナ前2019年11月対比】

・2019年対比でもこれまで悪かった居酒屋も90%近くまで回復
・年末に向けてやっと飲み系の需要も回復してきましたが、遅い時間帯はまだこれからといった感じ
・年末でも回復があまり見られないとすると年明け以降も大幅な回復は見込まずに売上計画を立てる必要が出てくだろう。

【利用シーン系ワード】

【コロナ前2019年11月対比】

・コロナ前との比較では、『ランチ』と『ディナー』のワードの戻りが一部悪い。
・オフィス人口が減っていることが、昼間のランチや接待のディナーがに影響を与えているのだろう。

【グルメ媒体系】

【2019年11月対比】

 ・以前のダウントレンドの延長線レベルにまでは回復。
 ・回復したとはいえ、ベースはダウントレンド
 ・ダウントレンドではなかった一休だけが以前のレベルにまで戻りつつある。


0.11月の東京ターミナル駅と繁華街の人出(12/5まで)

・ターミナル駅(15時)

新宿、渋谷は横ばい、立川、東京、品川は緩やかに回復、繁華街(21時)と比較すると緩やかな回復で、今後も急激な上昇はなさそうです。オフィスを移転したところが戻ってきていないという事もあり、オフィスビル自体の入居者数が戻らないと昔のレベルにはなかなか到達しなさそうです。

・繁華街(21時)

11月は、上下しながらも回復傾向だが、新宿だけが横ばいといった感じ。年末に向けて需要は回復してきそうだが、新宿の動きを見ていると以前のレベルにまで回復するにはまだまだ時間はかかりそう。わざわざ新宿などの都心繁華街へ出ずに自身の活動エリアの中で遊びに行っていることや飲み需要の減少がじわじわと影響を広げているのかもしれないです。

1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド(期間2012/1/1~2022/11/30 2022/12/7に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

【ワードボリューム昨年同月対比】

一部昨年を下回っているものもあるが、基本は昨年対比では回復基調です。

【コロナ前2019年11月対比】

2019年対比でもこれまで悪かった居酒屋も90%近くまで回復してきました。年末に向けてやっと飲み系の需要も回復してきましたが、遅い時間帯はまだこれからといった感じです。
年末でも回復があまり見られないとすると今後も大幅な回復は見込まずに売上計画を立てる必要が出てくるかもしれません。

2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド(期間2012/1/1~2022/11/30 2022/12/7に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

【ワードボリューム昨年同月対比】

利用シーン系ワードは、ほぼ昨年と変わらないレベルで推移しています。

【コロナ前2019年11月対比】

コロナ前との比較では、『ランチ』と『ディナー』のワードの戻りが一部悪いです。オフィス人口が減っていることが、昼間のランチや接待のディナーがに影響を与えているのでしょう。

3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド(期間2012/1/1~2022/11/30 2022/12/7に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)

【ワードボリューム昨年同月対比】

グルメ媒体系ワードは、ジグザクはしていますが、以前のトレンドから想定されるレベルには戻ってきているといった感じです。
(基本ダウントレンドだったものが多く、コロナ前のレベルからの減少線上くらいにまでには回復しています。)

【コロナ前2019年11月対比】

コロナ前と比較すると基本は減少。一休がかろうじて以前のレベルにまで戻してきているといったところです。

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