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2022年2月末までの外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

 3月はまた、まん防が延長され2月の悪い状態がしばらく続きそうです。今後ウクライナの問題も含めて、食材やエネルギー価格が上がることも予想され、飲食系にとってはより厳しい状況となりそうです。
 集客だけの問題だけでなく、原価も含めた収益構造も今のうちから考えておいた方がいいでしょう。

◎まとめ

【東京都の人流変化】(下記のグラフ参照ください)

 ・ターミナル駅(15時)、繁華街(21時)の人流は、2月中旬で底を打った感じはあるが、依然低迷しており、2020年1月対比で40%減以上のエリアが多い。

【業態系ワード】

・2021年2月対比

昨年(2021年)対比

・コロナ前2020年2月対比

コロナ前2020年2月対比

・北海道を除き『居酒屋』も昨年対比では上回ってきましたが、やはりコロナ前と比較するとまだ40~50%程度の状態。
・3月もまん防が延長されてしまったので、しばらくはまだ、この流れが続きそう。
・『焼肉』ワードは、これまで比較的大幅な落ち込みもなく推移していたが80%前後と落ち込んでいることから、外食全般が落ち込んでいることが推測される。特に東京・大阪・北海道が70%台と他よりも悪そうです。

【利用シーン系ワード】

・2021年2月対比

昨年(2021年)対比

・2020年2月対比

コロナ前2020年2月対比

・ランチ・カフェといったお出かけ・買い物系ワードは、北海道を除きほぼ昨年と同レベル。
・しかしながら、まん防が出ていることもあり、コロナ前の2020年2月と比較するとランチは70%程度で、昼の人出に関しても以前のレベルに戻ってきていない。

【グルメ媒体系】

・媒体系ワードは、昨対を割っているものが大半。
・コロナ前から減少傾向のあったが、そのトレンドを加味してもまん防の影響を受けて落ち込んでいるように見える。
・今後、コロナが明けたあとにどれくらい回復するかはまだ見えませんが、以前のような集客力は期待できなさそう。
・MEOやSNS検索を利用するシーンが増えてきており、そちらの強化はしておいた方がいいだろう。

【テイクアウト、デリバリー系ワード】

・テイクアウト(青い線)は検索ボリュームが伸びている。
・デリバリー系ワードは、Google検索上はほぼ変化なし。うちの動きをみていると落ちていたアプリ内の需要は戻ってきている。

0.2月の東京ターミナル駅と繁華街の人出

web検索ボリュームではありませんが、参考までに都内の人流の2020年1月比較です。(東京都政策企画局発表:https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/information/corona-people-flow-analysis.html)

・【都内ターミナル駅、繁華街の人流】

 2月中旬で底は打った感じではありますが、まだまだ2020年1月と比較するとターミナル駅(15時)、繁華街(21時)共に40%以上落ちこんでいるところが多いです。まんぼうが延長されてしばらくはまだ、この状況は続きそうです。

1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2022/2/28 2022/3/9に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

【ワードボリューム昨年同月対比】

昨年(2021年)対比

【コロナ前2020年2月対比】

コロナ前2020年2月対比

 『居酒屋』も昨年対比では上回ってきましたが、やはりコロナ前と比較するとまだ40~50%程度の状態。3月もまん防が延長されてしまったので、しばらくはまだ、この流れが続きそうです。
 『焼肉』ワードは、これまで比較的大幅な落ち込みもなく推移していたが80%前後と落ち込んでいることから、外食全般が落ち込んでいることが推測されます。特に東京・大阪・北海道が70%台と他よりも悪そうです。


2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2022/2/28 2022/3/9に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

【ワードボリューム昨年同月対比】

昨年(2021年)対比

【コロナ前2020年2月対比】

コロナ前 2020年2月対比

 ランチ・カフェといったお出かけ・買い物系ワードは、北海道を除きほぼ昨年と同レベル。しかしながらコロナ前の2020年2月と比較するとランチは70%程度で、昼の人出に関しても戻ってきていないのが伺えます。

3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2022/2/28 2022/3/9に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)

【ワードボリューム昨年同月対比】

昨年(2021年)対比

【コロナ前2020年2月対比】

コロナ前2020年2月対比

 媒体系ワードは、昨対を割っているものが大半です。こちらは、コロナ前から減少傾向のあったものですが、そのトレンドを加味してもまん防の影響を受けて落ち込んでいるように見えます。
 今後、コロナが明けたあとにどれくらい回復するかはまだ見えませんが、以前のような集客力は期待できなさそうです。MEOやSNS検索を利用するシーンが増えてきており、そちらの強化はしておいた方がいいでしょう。

4.テイクアウト、デリバリー系ワード(東京、神奈川、大阪、福岡)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2022/2/28 2022/3/9に取得)
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】※週次推移です。

【ワードボリュームコロナ前対比】

 テイクアウトのワードは、少し増えてきておりまた需要が伸びてきています。デリバリーに関しては、アプリ流入が主流のため、ほぼ検索ボリュームの変化は起きていないです。
 うちのデリバリーの売上を見ていると、アプリ内の落ち込んでいた需要がまた少し戻してきている感じはあります。


【デリバリーアプリ名の検索ボリューム推移】

 デリバリーアプリ名の検索も出前館が若干増えたりしているが、大きな変化はないです。

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