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2022年1月末までの外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

 1月はオミクロンオンの影響で人出が減少。その結果検索ボリュームも落ち込んでいます。11月12月と回復傾向でしたが、1月は昨年レベルにまで戻ってしまっています。
 媒体の集客力自体も弱まっており、顧客へのアプローチ方法もSNS含め検討していかなくてはならなさそうです。また、既存顧客のデータ獲得も今後より重要度が増していくのではないか?と考えています。

◎まとめ

【東京都の人流変化】

東京の1月の実態の人出も2020年1月と比較するとターミナル駅の15時台で40%前後減、繁華街の21時台で50%前後と大幅に落ち込んでいます。

【業態系ワード】

2021年対比

・業態系ワードは、ほとんどのもので昨年対比では100%を上回っている

コロナ前2020年対比

・コロナ前の2020年対比では『居酒屋』は40%前後、『バル』も40~60%前後とまだまだお酒関連の業態は、コロナ前のレベルにはほど遠い状態です。

【利用シーン系ワード】

2021年対比

・利用シーン系ワードも昨年対比では、100%前後とあまり変わらない。

2020年対比

・コロナ前(2020年)と比較するとまだ、以前のレベルまで戻ってきていない。
・特にボリュームの大きかった『ランチ』が60%前後しか戻って来ておらず、昼間のお出掛け・買い物需要の戻りが悪い。
『ディナー』『レストラン』といった接待系ワードも60~70%と戻ってきておらず、こちらでもお酒がらみの需要減の影響がでている。

【グルメ媒体系】

2021年比較

・媒体系ワードは昨年対比でも『食べログ』を除き減少。

コロナ前2020年対比

・しかし、コロナ前(2020年)と比較するとホットペッパーを除いて、ほとんどが大幅減少。
・検索媒体の分散(SNS等へ)と予約の需要が落ち込ちこみの両方の影響が出てそうです。

【テイクアウト、デリバリー系ワード】

・推移をみると直近でテイクアウト(青い線)、持ち帰り(赤い線)がまた伸びてきていますが、デリバリー系はそれほど大きな変化はおきていない。
・google検索からのデリバリー需要は上がっていないが、アプリ経由では回復傾向が見えている模様

0.1月の東京ターミナル駅と繁華街の人出

web検索ボリュームとは違いますが、参考までに都内の人流の2020年1月比較です。(東京都政策企画局発表:https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/information/corona-people-flow-analysis.html

実態の人出を見ても都心部のターミナル駅は15時台で40%前後は減少(品川においては65%も減少)、繁華街の21時台でも50%前後減少と昼夜共に大幅に落ち込んでいました。
今後、オミクロンもピークアウトしてくると思いますが、様々な変化に対応できるようにコスト構造や集客構造を考えていかないといけないですね。

1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2021/12/15 2021/11/21に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

【ワードボリューム昨年同月対比】

2021年対比

【コロナ前2020年1月対比】

2020年対比

ほとんどのワードで昨年対比では100%を上回っていますが、コロナ前の2020年対比では『居酒屋』は40%前後、『バル』も40~60%前後とまだまだお酒関連の業態は以前のレベルには、ほど遠い状態です。

2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2021/12/15 2021/11/21に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

【ワードボリューム昨年同月対比】

2021年対比

【コロナ前2020年1月対比】

2020年対比

昨年対比では、100%前後とあまり変わらないが、コロナ前(2020年)を比較するとまだ、以前のレベルまで戻ってきていないことが分かります。
特にボリュームの大きかった『ランチ』が60%前後しか戻って来ておらず、昼間のお出掛け・買い物需要の戻りが悪いです。
『ディナー』『レストラン』といった接待系ワードも60~70%と戻ってきておらず、こちらでもお酒がらみの需要減の影響を出ています。

3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2021/12/15 2021/11/21に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)

【ワードボリューム昨年同月対比】

2021年比較

【コロナ前2020年1月対比】

コロナ前2020年対比

媒体系ワードは昨年対比でも『食べログ』を除き減少しています。
しかし、コロナ前(2020年)と比較するとホットペッパーを除いて、ほとんどが大幅減少しています。
 検索媒体の分散と予約の需要が落ち込ちこみの両方の影響が出てそうです。

4.テイクアウト、デリバリー系ワード(東京、神奈川、大阪、福岡)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2021/12/15 2021/11/21に取得)
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】※週次推移です。

【ワードボリュームコロナ前対比】

【デリバリーアプリ名の検索ボリューム推移】

コロナの感染者数が増えていることもあり、外食を控えているのか?テイクアウトの検索ボリュームが増えてきています。Google検索でのデリバリー系ワードは変化はあまり起きていませんが、アプリ系からの流入は増えているようで売上は、少し回復しているようです。



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