飲食店マーケティングの為の『web関連ニュースまとめ』(7/1~8/5)
web関連のニュースの中で飲食業の方に関係してきそうなものを私の方でピックアップして、コメント添えてみました。検索やホームページ、販促等々を考える際に知っておいた方がよさそうなことを中心に取り上げています。
※記事タイトルをクリックするとニュース記事に飛びます。
・インターネットでのフードデリバリーサービス利用経験は46.4%、2019年より16.5ポイント増、最も利用しているフードデリバリーサービスの上位は「直営店」「Uber Eats」「出前館」
今回の調査では、ネットからの注文だけの話ですが、先行していた「出前館」を『Uber Eats』が上回っていたようです。まだ、利用者は少ないと思いますが、徐々にマーケットは拡大してきています。
・Uber Eats(ウーバーイーツ)で配送手数料が定額980円/月
開始は8/6から。この施策は認知が広がれば利用者の注文頻度を高めることが出来そうなので、マーケットの拡大が期待できそうです。
ただし、配送料を除く、料理代などが1,200円を超えた場合しか使えないです。
・グーグル検索結果で“グーグル保証”マーク表示、月々5000円からってこれマジ!?
(グーグル保証)」というバッジをローカル検索のグーグル マイビジネス リスティングに表示する月額50米ドル(約5300円)の有料サービスをグーグルが試験的に始めたらしいです。 海外では、架空店舗をつくったり、詐欺まがいの店舗が出てきたり しているという事もあり、こういった物を試験的に試しているようです。 特定の業種(鍵修理・クリーニング・水漏れ修理など)だけで 試験中で、保証の付いたお店を利用した際に満足が出来なかった場合は googleから返金されるという返金保証がついているようです。 品質を担保すること顧客を守るという事とこれまでに使った事のない お店を試すのはハードルが高かったですが、このサービスがあれば 気兼ねなく注文できますので、そういった意味では新規獲得のチャンスが 広がるので、第三者が品質保証するという面白いビジネスモデルですね。
・Google、モバイルファーストインデックスの強制移行を2021年3月末まで延期
本来であれば、今年の9月に行われる予定でしたが、コロナの影響も加味し延期となりました。 移行にあたってのいくつかの不具合も見つかったようなので、そちらへの対策は行っておいた方がいいです。
・「Google 掲載」のリスティングによる商品広告がウェブ検索でも無料に。今夏に米国で開始
物販を行っている店舗様には朗報です。googleも下記のように記載しています。 Google検索での無料のリスティングは、デジタルコマースへのアクセスを民主化する大きな一歩であり、買い物客や販売者に、より多くの選択肢を提供します。
【食べログ】
・「食べログ」、掲載情報・口コミ機能を拡充 飲食店の衛生対策情報を掲載開始、「テイクアウト」「デリバリー」などの口コミが一目でわかるようになりました
少しでもコンバージョンが上がるようにするために情報拡充を行っています。
【ぐるなび】
・ぐるなび、飲食店の衛生環境に対する取り組み情報を 店舗ページへ掲載開始
・ぐるなび×楽天リアルタイムテイクアウト連携開始
・「ぐるなびFOODMALL ~Farm to Restaurant to Table~」約220品のラインナップで2020年7月2日(木)よりオープン!
食べログの後追いな感じの物が多く、革新性は感じられないですね。。
【ホットペッパー】
・飲食店からのテイクアウトの利用実態を調査
ちょっと興味のあった内容としては
2020年5月に飲食店からのテイクアウトを利用した人は58.1%に対して
飲酒を主体とする業態からのテイクアウト経験は5.4%にとどまる
テイクアウト市場への参入が、一筋縄ではいかなそうなことが示唆される
データとなっている。といった部分です。
・ 外食市場調査2020年6月度
今後のマーケット分析の参考データとして
【Retty】
・「せっかくの外食だからXXな体験がしたい!」消費者4割の外食に求める期待高まる。緊急事態宣言「解除後」現在の外食行動と意識の変化〜調査レポート〜
こちらも今後のマーケットの参考データとして目を通してもらえればと思います。
サマリーとしては下記。ただし、rettyアプリユーザーが対象なので回答者
にバイアスがかかっていることに注意してみる必要はありますが、参考に
なると思います。
・外食頻度は「2、3週間に1回」と回答した方が約35%と最多。
・「週に1回以上外食をする」と回答した方が、緊急事態宣言「発令前」
の56%から緊急事態宣言「解除後」に約44%と約12pt減少。
・複数での外食人数は「2人」という回答が約53%、「3~4人」という回答
が約41%。
・これからの外食に期待するサービスとして最もを重要視するのは
「美味しい料理が提供されること」という回答が63%、約21%の方が
「衛生的な環境で食事ができること」と回答。
・緊急事態宣言「発令前」と比較して、これから外食する際に「飲食店に
求めるサービスの基準が高くなっていると思う」と約42%が回答。
・緊急事態宣言「発令前」・「解除後」のどちらも、お店を探す際に気に
なる点の上位2位は「メニューに好きなものがある」「口コミの評判が
良い」という回答だが、緊急事態宣言「解除後」、4位に「お店が衛生対
策をしていること」と約52%の方が回答し「発令前」より約30%増加。
・緊急事態宣言「発令前」にお店を探す際に参考にしている情報の上位2位
だった「グルメサイトの口コミ」と「知人からの情報」は、「解除後」
においても変わらず上位2位という回答。
・これからの外食の不安を解消する情報においても、同じく「グルメサイ
トの口コミ」と「知人からの情報」が上位2位という回答。
客観的に見て『グルメサイトの口コミ』の回答が多いのは、RETTYの利用者に聞いているからだと思います。一般に広げると『グルメサイト』というよりも『自分の信頼できるサイト』になると思います。このサイトにはSNSも含まれるといったニュアンスで。
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