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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/5/2~5/8)

 先週は、ゴールデンウィークという事もあり、観光需要の取れてない都心部では人出は減っていたようです。一方でインバウンド等の観光需要を取れていたところは、伸びていそうです。今後、コロナも一段落し人出は増えていきそうです。特に観光系の需要が取れるお店は、インバウント含めそのあたりがポイントとなりそうです。
 一方で、企業のテレワークも一定度合いで浸透した感もあり、オフィス回りの昼間人口は少し回復し通も以前のレベルにまで戻ることはなさそうです。昼間人口の変化は夜の需要の変化にもつながりますので、恐らく夜のマーケットも以前と同じような形にはならないと思った方が良さそうです。
 食べログもChatGPTのプラグインを用意したりと少しずつですが、検索にChat AIが入り込んできそうです。その他にもAIでの電話予約での問題が出てきていたりと飲食店予約の方法も徐々に変化しつつあります。それらに今から適応していくことも考えておいた方がよさそうです。


・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

先週はゴールデンウィークという事もあり、都心部のターミナル駅(15時)の人出は大幅に減少していました。繁華街(21時)は歌舞伎町はインバウンドの影響もあり増加。池袋は横映え、六本木、銀座は大幅に減少。やはり中国人旅行客が少ないためか銀座はインバウンドの影響があまりなかったようですね。

【ターミナル駅(15時)】

【繁華街(21時)】



・外食市場調査(2023年3月度)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002011.000011414.html

『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年3月度の「外食市場調査」を実施しています。
※3月のデータなので注意ください。
3月は大分回復してきたといった感じを受けていましたが、グルメ外食総研の集計では昨年対比ではプラスですが、2019年3月(コロナ前対比)では74.0%とまだまだ以前のレベルにまで届いていないといった感じです。恐らく統計内に大手居酒屋も多いこともあり、数値が悪くなっている面もありそうです。

概況
2023年3月の外食市場規模は2715億円(前年同月比 +569億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模はコロナ禍前比(2019年3月比)74.0%2カ月連続で悪化
単価は17カ月連続前年超えも、回数はコロナ禍前比で2カ月連続の悪化

【今月のポイント】
■外食市場規模は16カ月連続で前年比プラス。2019年同月比は74.0%で前月(同79.5%)を下回る
■単価は17カ月連続で前年超えも、延べ外食回数の2019年同月比(69.8%)は2カ月連続で悪化

・食べログ、ChatGPTプラグインの提供を開始 -ChatGPTに食べログのネット予約情報を連携、ChatGPTを使ってネット予約が可能なお店を簡単に検索できます-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000903.000001455.html

株式会社カカクコムは、レストラン検索・予約サイト「食べログ」の新たな取り組みとして2023年5月6日(土)、OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツール(ChatGPTプラグイン)の提供を開始したとのことです。
早くもChatGPTを絡めた検索を導入したようです。個人的には、せっかくのAIを使っての検索を食べログ内に絞ってしまうのはあまり意味がないかと思ってしまいますが。。。

<食べログのChatGPTプラグイン利用イメージ>
 ●ユーザー:「明日の19時に4人で入れる渋谷の焼肉屋さんを教えてください」とChatGPTに入力
 ●ChatGPT:食べログが提供する情報を取得し、ネット予約できる飲食店を最大5件表示、各店舗について以下の情報を提供
 店舗名/食べログ点数/エリア/ジャンル/予約ページへのリンク/店舗画像

・マクドナルドが脱マスク=店員の任意に、ガストも
https://diamond-rm.net/flash_news/424863/

 日本マクドナルドは2日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行するのに伴い、8日から店頭の従業員にマスク着用の判断を委ねると発表した。現在は一律に着用を求めているが任意とし、注文カウンターに設置しているアクリル板も撤去するとのこと。飲食店側もやっと通常運営に戻れそうといった感じですかね。

・飲食店により求められる「インバウンド対応」。訪日外国人が急増中!
https://www.inshokuten.com/foodist/article/6953/lead/

日本政府観光局が4月19日に発表した訪日外客統計によると、3月の訪日外客数推計値は181万7,500人。コロナ禍前である2019年同月比の65.8%まで回復した。訪日外国人の増加に伴い、飲食店には「インバウンド対応」がこれまでよりも求められることが予測されているようです。
東京都では補助金でインバウンド対策を支援という事で、京都及び東京観光財団が「インバウンド対応力強化支援補助金(下記リンク)」事業を開始しています。
https://www.tcvb.or.jp/jp/project/infra/welcome-foreigner/

【補助対象の一例】
・多言語対応
・公衆無線LANの設置
・クレジットカードや電子マネー等の決済機器の導入
・外国人旅行者の受入対応、アクセシブル・ツーリズムに係る人材育成
・外国人用グルメサイトへの掲載に要する費用 など

・テレワークかオフィス回帰か 企業、割れる働き方―コロナ「5類」移行
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050500441&g=eco

コロナ禍を機に普及したテレワークをやめて、原則出社に戻す企業もある。一方、「今後も働く場所のベストミックス(最適な組み合わせ)を追求する」(丸紅)などと完全なオフィス回帰には慎重な声もあり、対応は割れている。とのこと。テレワークの浸透でオフィス街も恐らく以前のレベルの昼間人口に戻ることはなさそうですね。

・5類移行で「不要不急」消費が盛り返し 円安はねのけ徐々に回復
https://news.livedoor.com/article/detail/24190446/

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが8日から5類に移行されることで、行動制限などで押さえ込まれてきた個人消費の回復が期待されるといった記事。
QW中に外出もしましたが、気温が上がったにも関わらず、未だにマスク比率は高いなと感じており、ココから急速に変わるといった感じはないような気もします。特に外食に関していえば、大人数の予約や21時以降の入店取った部分の減少の影響が大きく、こちらは生活スタイルの変化となってしまっている面もあり、時間がかかりそうだと思っています。

・店員が友達として接客するカフェ/バー、登場。出迎えは「来てくれたんだ!」。
https://www.foodrink.co.jp/news/2023/05/0162715.html

 東京・原宿に4月22日(土)、「友達がやってるカフェ/バー」がオープンした。出店したのは、コーヒー屋のフリをしたバー「JANAI COFFEE」をプロデュースした株式会社kakeru(本社:東京都港区、代表:明円 卓)。、店員が友達として接客するカフェ/バーといった面白いコンセプトのお店ですね。接客するのは全員、役者やモなどエンタメ業界で活躍するスタッフという事で単なる素人が接客をするのではなく、エンタメのプロが行うといったところでどんな形になるのか楽しみですね。これ私のようなオジサンがお客さんで来ても対応してくれるのでしょうかね?

・「アジフライ専門店」じわり全国へ広がる意外な訳
https://toyokeizai.net/articles/-/667726

アジフライが全国的に話題だ。後述するように、福岡をムーブメントの発信地として、新感覚のアジフライを提供する店が大都市を中心に日本各地へと広がっている。といった話。

松浦市が「アジフライの聖地」(2020年12月に商標登録)と宣言した日に制定され、松浦市で水揚げされたアジ、または松浦市周辺海域で獲れたアジを使うこと、ノンフローズンまたはワンフローズンでの提供が松浦アジフライであることなどを規定している。下記は松浦アジフライ憲章。地域おこしの一環といった側面もあるようです。

・「暴露系インフルエンサー」躍動の裏に被害者あり デマや営業妨害...「社会的制裁を加えたい」嘘タレコミする人も
https://news.yahoo.co.jp/articles/a94e253c34fbe684e99f4218e7ac4aa6ff2cd6f1

暴露系インフルエンサーによる投稿の影響や法的問題点を詳報する。といった内容。飲食系の企業も被害にあう事が多いので、リスクとして認識しておくことが必要だろう。

・「誤った情報が掲載」「30分ずっと電話が鳴る」 1年半前に炎上するも、飲食店がまだAI電話予約に迷惑
https://news.yahoo.co.jp/byline/toryu/20230505-00348355

ハローが運営する「オートリザーブ(AutoReserve)」。アプリやインターネットから店を選び、日時や人数などを選択します。すると、AIが自動で営業時間になったら電話し、つながるまで架電し続けるというサービスです。
消費者からは便利な機能ですが、飲食店にとってはいろいろと問題をはらんでいるといった内容です。


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