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住民税の話


暑くなってきましたねー!
ビールがめちゃくちゃ美味いです。

かなり久々の更新です。
正直に言うと配信ライブをやった後、ビールを飲んで映画を見たりして、noteはサボってました。ごめんなさい。

まずビールの話がしたい。

僕は特にIPAなどのクラフトビールが好きでよく飲みます。

最近のおすすめはBrewdog社のPUNK IPA。
華やかなホップの香りがかなり強く、味の濃いビールです。最高。

去年からずっと週に2~3回、一日7kmくらいジョギングを続けているんですけど、もはや走るのが好きなんじゃなくて、ビールをたくさん飲んでも太らないために走っています。

皆さんの好きなビールでおススメがあれば教えてください。
というかちょうだい。

ビールの話終わり。

ふるさと納税について知りたい、とありがたい声をいただきました。
その前に、ふるさと納税に関連する住民税について記事を書きます。6月といえば住民税です(いやもう7月)。


住民税とは、
公債費、税連動経費、都道府県・市区町村が行う住民に対する行政サービスを行う経費を、住民から徴収する、というものです。

公債費、税連動経費は僕らの生活には直接関係ないとして、
住民に対する行政サービスってなんでしょう。

例えば都なら、
高齢者支援や子育て支援などの福祉・保健、学校や図書館に関する教育の支出、
市区町村なら、
道路の建設や整備、ごみ収集費用、公共施設の整備などに使われています。

一般的なサラリーマンなら、主な税金として所得税と住民税を給料から支払いますよね。

以前、所得税についてはいくつか記事を書きました。
所得税は所得が上がれば上がるほど税率が上がる累進課税です。
大体5~45%ですね。

それに対し住民税は、
所得にかかわらずに定額で課税される均等割、
都道府県民税の3,500円と市町村税1,500円の5,000円

前年の所得金額に応じて課税される所得割、
一律10%

で課税されます。

他にも利子割や配当割、株式譲渡割、というのもありますが、記事を読んでくれている方で、これらに該当する人は少ないと思うので省きます。

特徴は前年の所得に課税される点と、一律10%の比例税率であることです。

サラリーマンの場合、
前年の所得に課税されるので新入社員は払いません。
二年目の6月から、前年の6月~翌5月までの住民税を毎月の給料から差し引かれます。
これを特別徴収と言います。

自営業者の場合は、納税通知書が何枚か(市区町村によって異なります)届くので数回に分けて支払います。
これを普通徴収といいます。

住民税は「重税感が強い」とよくいわれます。
僕も住民税高っ!!と思っています。

どうして住民税って高く感じるんでしょう。

試しに20代の平均年収で、所得税と住民税を計算して比べてみます。概算ですからね。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、平成30年の20~24歳の平均年収は267万円、25~29歳の平均年収は370万円です。この額は控除額を含めた手取前の年収です。

まずは所得税額。

独身の場合、
年収267万円の課税所得は130万9,000円、
年収370万円の課税所得は204万円。
この計算方法は長いので省略します。
課税所得というのは、稼いだお金のこの部分に税金をかけますよ、というものです。

そして、
267万円の所得税額は130万9,000×5%=6万5,450円
370万円の所得税額は195万×5%+(204万-195万)×10%=10万6,500円
です。

対して住民税。

年収267万円の住民税は5,000+135万9,000×10%-調整控除・税額控除=11万900円
年収370万円の住民税は5,000+209万×10%-調整控除・税額控除=18万4,000円です。

二つを比べてみると、2倍近く住民税が高いです。

年収が高いほど階段状に課税される累進課税の所得税に比べ、一律10%の住民税って、若者の給料にはちょっと高く感じてしまうんです。

ちなみに課税所得が1,000万円だとどうなるでしょう。

計算すると、所得税は176万4,000円、住民税は約100万円です。

高所得者の場合、所得税と住民税の多寡は逆転します。

なんで両方累進課税にしないの!?って思いますよね。

これ結構言われてるみたいですが、自治体の住民に対するサービスというのは、所得が多く税金をたくさん納めているからと言って優遇されることはないですよね。みんな平等。
高額納税者だからといって、図書館で特別な本を借りることはできませんし、ゴミの収集頻度は増えません。区役所の待ち時間も減りません。

だから一律10%になっているそうです。

他にも所得税と住民税では、課税所得金額が住民税の方が高い、
住民税は所得税と違い、還付(支払いすぎた税金が返ってくること)が受けられない、
など、仕組みの違いで所得税に比べて高く感じてしまう理由があります。

次回は地方の自治体に税金の前払いをして、特産品がもらえる「ふるさと納税」について記事を書きます。

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