家を買った話

家を買おうと思った。
自分が住む家ではない。
人に貸す家が欲しい。
自分が働かなくても収入が欲しかった。
電車代と休日を犠牲にして不動産屋に行った。
飲み物とお菓子を出してもらった。
以前住む用の家を購入した時にももらったことがある。店舗内は綺麗だし居心地は良い。
住む用の家と投資用の家では使えるローンが違うらしい。
住む用の家のローンで人に貸すのは良くないらしい。
もちろん住む用の家のローンの方が金利が低いので、返すお金も少なくて済む。

銀行に行った。
ダメだった。
家を買いたいのに家が買えない。
お金がないから買えないのか。まぁそれもあるが買える人もいる。少し早いから嫌そうでもない。不動産に腹が立った。家を買ったらこれくらい儲かる。サイトに登録した。電話がかかって来た。不動産屋だ。なんか怖いが聞いてみる。自分とやり方が違う。バカにしているのか。でも気になる。人の話は最後まで聞こう。どこかで聞いたことの実践。自分はインカムゲイン、この人はキャピタルゲイン。話が合わない。電話を切ろうかな。でも何か気になる。この人嘘ついてるにしては具体的に話す。なぜか気になる。自分が無知なの知られたくなくて聞けなかった。聞いた。キャピタルで儲かるわけがない。論破された。インカムゲインの敗北。お願いします。ワンルーム購入。怖い。騙されたか?。ずっと疑う。一年たった。そうか。そう言うことか。株よりはいい。正直そう思う。年収が足りない。不動産屋はやめた。でも怖くない。確定申告ちゃんとしよう。あの人は優秀なので、もういない。さよなら。

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