【留学】親の説得について

こんにちは!22卒の就活生、せーちゃんです。

今回は、僕が「留学を親にどのように説得したか」についてお話したいと思います。



結論から言いますと、僕は親を説得しきれていません。



ですが、失敗例として、少しでも皆さんの参考になればと思い、書こうと考えました。


では、目次です。



留学を決断するに至るまで

そもそもどのような経緯で留学を決断したのかをお話しします。

決断したのは、3年の10月頃、就活生として秋のインターンシップ選考を受けていた時期に当たります。

選考の面接の中で、必ずと言っていいほど聞かれる「学生時代に力を入れたこと」(通称:ガクチカ)で、僕は「塾でアルバイトしていたこと」を話しました。

しかし、そのガクチカに僕はどうしても納得できなかったのです。

それはなぜか。


嘘を話していたからです。

正確に言えば、嘘をつかざるを得ないほど自分の中でやりきったと納得できる経験がなかったからです。


僕は、就活で面接を繰り返していくうちに、嘘でしか語れない学生生活に憤りを感じました。そこで、何か1つでも将来胸を張って、「学生時代はこんなことやったんだよ」と熱く話せるエピソードが欲しい、そんな人生を送りたい、と強く思いました。

一方で、僕は異文化理解について研究するゼミに所属していました。そこで、「異文化理解には経験することが一番の近道だ」という話を聞きました。また、ディスカッションをしていても、留学経験のある学生が「イギリスでは・・・」「デンマークでは・・・」というように、経験ベースで意見しているのを何度も耳にしてきました。海外経験がない僕は、それを聞いていても「そーなんだ」としか思えませんでした。それを繰り返していくうちに、「これは机で勉強するものじゃない」と感じ、休学して留学することに興味を持ちました。


親の猛反対

留学に行きたいと思った僕は、親の説得、特に決定権を持っている父親の説得を試みました。


しかし、結果は猛反対でした。激しく怒鳴られました。


「留学に行ったって就職には有利にならない」「今更遅すぎる」「お金がかかる」「大学で授業もロクに受けてないのにあり得ない」「休学なんてしたら就活に不利になる」など、あらゆる方向から否定されました。

僕は、留学への熱意と、今まで頑張ってきたこと(4人に1人が留年するような大学で単位を一度も落とさず最低限はこなしてきたこと、現役で志望大学に合格したこと、成長するために長期インターンに参加したこと、自分なりに英語の勉強をしていること、など)を伝えたのですが、納得してくれませんでした。

そこで、大学の留学センターで話を聞いたり、バイトの合間に留学代理店のカウンセリングを予約したりして、本気度を見せつけました。


が、それでもやはり、認めてくれませんでした。


それどころか、

「もうお前の就活なんてどーでもいいよ!」

というような、僕の人生を否定するようなことも言われました。

その日は、さすがに僕もカチンときてしまって、話し合いはヒートアップし、収集がつかなくなりました。このような話し合いを3ヶ月くらいは続けましたね笑


その後、母親が仲を取り持ち、何とか留学に行く方向で話はまとまりましたが、父親との不和は消えませんでした。


新型コロナによる留学の延期

やっとのことで勝ち取った留学への切符。しかし、思いもよらぬ困難が待ち受けてました。


そう、今皆さんを苦しめている新型コロナです。

3月に入って渡航制限を実施する国が増え、僕が渡航する予定だったカナダも制限をかけ始めました。そのため、僕も留学を諦めるしかないと思いました。

しかし、朗報が訪れました。僕のような、元々留学許可証を持っていた人は特別に渡航してもいいと、カナダ政府が発表したのです。

こうなると必要になるのは、またあの地獄のような話し合いです笑


僕は、「少し待ってから留学したい」と話しました。しかし、元々留学に否定的な父親は「普通に就活して、単位を取りきれ」と話しました。


しかし、その時にはもう僕が行きたい企業の選考は終わっていて、残っていたとしても対策が間に合わないことは自明でした。


僕はテキトーに就活するのは嫌でしたし、望みの薄い就活を最後まで続けてもし内定ゼロの状態で終えたら・・・

その後に留学したら、次の年の就活にも影響が出てしまいます。


こうして、

「少し遅らせて留学に行く」 VS 「普通に就活して単位も取り切る」

の戦いが始まるのでした。


そして、戦いの真っ最中にこの記事を書いているわけです笑


伝えたいメッセージ

長々と書いてしまいましたが、結論、僕は親を説得しきれていません!


しかし、僕が説得に使った、

①留学への熱意を伝える

②今まで頑張ってきたことをアピールする

これらのことは、説得する上で非常に大切です。親は「子供が留学へ行って失敗しないだろうか?」「思いつきではないだろうか?」など、不安や疑問をたくさん抱いているからです。


ただ、それ以上に大切なことは、

「お願いしている」という立場であることを忘れないことです。


親は子供が心配なので、人と違う道を進むことに抵抗があります。不安だからこそ、できるだけ周りと同じような人生を歩ませたいのです。猛烈に否定されたり、自分のことを理解してくれなかったり、時には酷く心を傷つけるようなことも言われるかもしれません。


でも、絶対に怒らないでください。あなたはお願いしている立場なのです。


僕は我慢できずに反抗してしまいました。今では、留学に行けなくなりそうな上、父親との間に深い溝までできてしまいました。


一方で、反対されても諦めないでください。せっかく大きな決断をしたのに、諦めてしまってはもったいないと思います。自分の選択に自信を持ってください。心は熱く、頭は冷静に、思いの丈をぶつけてください。


僕と同じ境遇の方も、これから説得する方も、どうか落ち着いて説得してください。僕のようにはならないでください。


最後に

大学の休学申請締切まで、あと10日を切りました。決断が迫られていますが、やはり、僕は夢を諦めたくないです。

難しい時期が続いていますが、留学を検討中の皆さん、就活生の皆さん、夢や目標に向かって一緒に頑張りましょう!