二十年
ひどく内気な少年だった
その上「協調性」とやらも皆無だった
ただいたずらに気難しかった
わずかな友としか つるまなかった
彼は いつしか詩を書いた
一篇の詩が二篇に 二篇が四篇に…
詩を書くたびに 目の前が
明るく光り 快楽が彼を美しく襲った
それから もう二十年になろうとしている
彼は未だに詩に夢中で 喜んでいた
幸福な感覚の中で生きられることを
内気な性格もいつしか直った
詩を形にするという夢を背負って
彼は今日もペンを執っている
(2024.1.26)
来年2025年の10月で詩を書き始めて20年になります。
早いものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?